2025.08.10

LIFESTYLE

ハワイで1泊120ドル!? ワイキキまで徒歩3分、進化系カプセルホテルが想像以上だった

部屋は「ファーストクラス」、「ビジネス」のほか、「プレミアムエコノミープラス」の3タイプ。

全ての画像を見る

日本発の宿泊スタイル

旅好きにとって逆風が続くなか、ハワイ観光の追い風となりつつあるのが日本発の宿泊スタイル、カプセルホテルだ。

advertisement


仕掛けるのは「ファーストキャビン」。これまでは終電を逃した人の簡易宿泊といった従来のカプセルホテルのイメージを覆すスタイリッシュさから「コンパクトホテル」と銘打ち、国内で急成長を遂げてきた。

インテリアや設備にこだわり、セキュリティやプライバシーの確保などの知見を活かし、ホノルルに「ファーストキャビン インターナショナル ハワイ」をオープン。羽田空港ターミナルや関西国際空港のエアターミナル内にも出店していること、ホテルのブランド名に加えて「ファーストクラス」、「ビジネス」、「エコノミー」という部屋のカテゴリーなど、もともと海外旅行との親和性があったというべきだろう。


▲ファーストクラス(4.4平方メートル W2100×D2100×H2100)。


▲ビジネスクラス(2.5平方メートル W1200×D2100×H2100)。


▲プレミアムエコノミープラス(2.8平方メートル W1340×D2100×H1050)。


場所はダニエル K.イノウエ国際空港からクルマで20~25分、ワイキキビーチまで徒歩3分という好アクセス。ワイキキの中心にあるオフィスビル「ワイキキビジネスプラザ」の14階全フロアを600万ドルかけて改装したというから、気合の入れ方が違う。

部屋は「ファーストクラス」、「ビジネス」のほか、日本仕様より幅が15cm広いその名も「プレミアムエコノミープラス」の3タイプ。共用設備として、シャワーブース、パウダールーム、さらにハワイでは珍しいサウナも併設している。南国の陽を浴びた後のリフレッシュには最適。ラウンジスペースの窓は大きく、開放感は抜群だ。パソコンのキーを叩く音も軽快になりそう。

これで120ドルからという値段は魅力的だ。中堅ホテルでも400ドルを下回らない価格を考えると、宿泊代を節約した分を食事やアクティビティに回すのは賢い選択肢と言える。

また、タイパのいいフレキシブルなプランもラインナップ。最短3時間からのデイユース(1時間20ドル~)は、早朝到着の後や午後便出発前などのフライトに合わせて活用できそう。シャワー利用のみのプランは帰国前のひと泳ぎやサーフィンにもぴったり。


▲ラウンジルームは開放感抜群。パソコン作業もはかどりそう。


▲ラウンジに併設されたキッチンスペース。コーヒーやちょっとした食事に最適。


▲パウダースペースも広くて使いやすい。


▲ハワイでは珍しいサウナ。遊び疲れた体を整えたい。

「ファーストキャビン インターナショナル ハワイ」は、恐らくハワイで最も小さなホテルだが、安心と快適さは担保されている。小さなスペースに機能性と居住性をうまく配するのは、元より茶室から幕の内弁当に至る日本のお家芸のひとつ。

ハワイが変わらず手に届くトロピカルリゾートであり続けるよう、日本らしさを詰め込んだホテルはこれからのスタンダートになるかも知れない。

ファーストキャビン インターナショナル ハワイ
https://first-cabin.us/jp/

文=酒向充英(KATANA)

(ENGINE Webオリジナル)

advertisement

PICK UP



RELATED

advertisement

advertisement

PICK UP

advertisement