2025.11.10

CARS

イヤなことすべて忘れさせてくれるクルマです! 関耕一郎(モータージャーナリスト)が2位に選んだスポーツカーが最高すぎる

46人のモータージャーナリストが「2025年のいま身銭を切ってでも欲しい」クルマを選ぶエンジンHOT100。ドリームジャンボ宝くじは必ず買う(笑)と言うモータージャーナリストの関さんのマイHOT 20の1位は、このクルマだ!

モータージャーナリストの関耕一郎の選考理由「一度は手元に置きたいクルマ」


月並みながら『宝くじが当たったら買いたいクルマ』。増車、買い替え、今の愛車をレストアする場合の代車など、位置付けはさまざまながら、一度は手元に置きたいクルマをリストアップして、とにかくほしい順にランク付けしてみました。なお、直近のドリームジャンボの当選金は3300円だったので、夢のリストは夢のままキャリーオーバーです。

20位 ランボルギーニ・ウルス

基本的に大型SUVは趣味じゃないが、これは例外。だってスーパーカーだから。速すぎて自制するのに肩が凝るけど、飛ばせるところでは快感に浸れる。

20位 ランボルギーニ・ウルス

19位 マツダ・ロードスター

歴代を振り返って、現行NDには改めて拍手。洗練されても楽しさは失われないことを実証している。ある意味、クルマづくりのお手本にしてほしい存在。

19位 マツダ・ロードスター

18位 BMW M3/M4

3シリーズが好きで、いろいろ乗って、実際に購入もしたけど、M3だけはタイミングが合わずなかなか乗れない。近くて遠い憧れ。ツーリングがほしい。

18位 BMW M3/M4

17位 ロータス・エメヤ

ロータスのキモは秀逸なシャシー。パワートレインは二の次。なら、モーターでもらしさが楽しめそう、という期待にバッチリ応えてくれる。しかも爆速。

17位 ロータス・エメヤ

16位 スズキ・ラパン

かわいい顔に軽快な走りは、その名のとおりウサギのよう。軽セダンの楽しさを再発見できる。かつてのSSのような走り系モデルの復活もおもしろそう。

16位 スズキ・ラパン

15位 スズキ・スイフト・スポーツ

もっとヤンチャなホットハッチを想像して乗ったら、驚くほど洗練されたスポーツモデル。それを知ると、価格の安さに2度ビックリ。新型も待ち遠しい。

15位 スズキ・スイフト・スポーツ

14位 トヨタGRスープラ

シルキーシックスとワイルドなシャシーのギャップが生む、独特の骨太な乗り味がクセになりそう。MTのゴツゴツしたシフトフィールも慣れれば楽しい。

14位 トヨタGRスープラ

13位 ロータス・エミーラ

ロータスらしい走りと日常使いできるキャビンが融合したヘセル最後のエンジン車。ただ、これで最後なら、エリーゼ並みに割り切った仕様も見てみたい。

14位 トヨタGRスープラ

12位 シトロエン・ベルランゴ

快適な乗り心地なのに、しっかり粘る脚まわり。必要十分なエンジンと広大なスペース。これぞもっともほしいMPV、だった。カングーに乗るまでは。

12位 シトロエン・ベルランゴ

11位 アルピーヌA110

秀逸なデザイン、パワーもサイズもほどよいエンジン、そして軽さが活きた俊敏な身のこなし。陳腐な表現だけど、モダン軽量スポーツのひとつの完成形。

11位 アルピーヌA110

10位 BMWアルピナB3 GT/D3 S

某カメラマン氏に、ピッチングが少なく撮影しやすいといわれた我がE90型だが、その車窓越しに見てもアルピナのフラットさは別格。BMW乗りの憧れ。

10位 BMWアルピナB3 GT/D3 S

9位 ルノー・カングー

走り出した瞬間、心地よくなる動き。ちょっと飛ばしても安定したハンドリングで、揺るぎない安心感。いいクルマとは? という問いの答えがここにある。

9位 ルノー・カングー

8位 スズキ・ジムニー

本格メカとコンパクトさで、自信を持って悪路に挑める。シエラを釣りのアシに迎えたい。その場合、荷室が狭く荷物が多いのでひとり乗り想定だけど。

8位 スズキ・ジムニー

7位 レクサスLC

ボリュームのあるフェンダーから想像できないほど運転しやすく、高級ビッグクーペでありながら肩の力を抜いて付き合える。滋味深いV8もクセになる。

7位 レクサスLC

6位 トヨタGRカローラ

抽選に外れなければ、ウチの駐車場に収まっていたはず。一度は逃したが、その後の改良の実効性を、内容の近いGRヤリスで実感し、購買意欲が再燃中。

6位 トヨタGRカローラ

5位 ルノー・メガーヌR.S.

4WSが生むナナメ上の機動性や爆発的なパワーを秘めながら、高速道路では安楽なツアラーで、街乗りも快適至極。乗るたびに、降りるのが惜しくなる。

5位 ルノー・メガーヌR.S.

4位 フィアット500

キュートな見た目、楽しいエンジン、小気味良いハンドリング。理想のコンパクトカー。悪質な割り込みをサラリと交わしてくれて、命を救われたことも。

4位 フィアット500

3位 トヨタGRヤリス

乗るたびにほしくなる。地道な改良が効果テキメンというのも唸らされる。ボルト変更した最新型は、もう笑うしかない進化ぶり。実用性を考えカローラも検討したけど、楽しさを追求するならヤリス。MT+縦引きサイドでひとつ。

3位 トヨタGRヤリス

2位 ケータハム・セブン

イヤなことすべて忘れさせてくれるクルマ。無駄なことを考える余裕がない、とも言えるけど、全集中を要求されてむしろ楽しいなんて、めったにない。もっとも、自分の腕を考えると、そんなこといえるのは660ccまでですが。

2位 ケータハム・セブン

1位 シボレー・コルベット

コルベットが好きでミドシップが好きだから、乗って一発で虜になったけど、先入観なしでもほしくなったはず。買うなら、OHVのコンバーチブル一択。おおらかなエンジン特性とオープンルーフは極楽。リアスポ抜きなら理想的。

1位 シボレー・コルベット

文=関耕一郎
 
 ■エンジンHOT100とは?
モータージャーナリストが2025年のいま身銭を切ってでも欲しいと思うクルマ100台の順位を決める雑誌『エンジン』の名物企画、エンジンHOT100。そのHOT100の源となるのが、ジャーナリストと編集部員による投票「マイホット20」である。今年も、「マイ・パーソナル・ベストはこれだ!」というテーマの下、46人が思い思いの20台を選び、その選考理由を記した。各位のクルマに対する姿勢や価値観が垣間見えるこのマイホット20には、HOT100の結果に勝るとも劣らぬ価値と楽しみが詰まっている。

(ENGINE2025年9・10月号)

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