2025.09.19

CARS

大人びたフロントフェイスになった【新型エクリプスクロス】約600kmの航続距離を誇る電気自動車で2025年内に販売開始!日本上陸はあるか!?

欧州市場に導入される新型エクリプスクロス

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三菱自動車の欧州部門である三菱モーターズ・ヨーロッパBVは、欧州市場向けの新型電気自動車(BEV)の「エクリプスクロス」を発表。2025年中に販売を開始する。

電気自動車ならではの洗練されたデザインが好印象

新型エクリプスクロスは、アライアンスパートナーであるルノーグループからOEM供給を受けるコンパクトSUVだ。CMF-EVプラットフォームを採用し、BEV専用モデルとして欧州における電動化を推し進めるモデルとして登場した。

欧州市場で発売されるBEVとなった新型エクリプスクロス

エクステリアのデザインコンセプトは「スマート・アーマー」とし、先進的で洗練されたスマートなEVデザインに、鎧のような力強いデザイン要素を用いることで、堅牢性や安全性を表現している。

フロントフェイスには、三菱自動車のアイデンティティである「ダイナミックシールド」を進化させたデザインを採用。フロントグリルの立体的なハニカムパターンが力強さと上質さを演出し、特徴的なLEDフロントライトが堅牢性とモダンな印象を与えている。

欧州市場で発売されるBEVとなった新型エクリプスクロス

ボディサイドは、デイタイムランニングランプ周囲に描かれたダイナミックなJ字型のラインが、引き締まった俊敏なプロポーションを作り出している。足もとの三角形デザインの20インチアルミホイールも特徴的だ。

欧州市場で発売されるBEVとなった新型エクリプスクロス

リヤまわりは、「ヘキサゴナル・スタビリティ」というデザインアイデンティティを採用。彫り込まれたような六角形のモチーフが、力強さと三菱のDNAを表現するとともに、水平に配したリヤコンビランプが、安定したスタンスを生み出している。

デザイン性だけじゃない!座り心地もいいダイヤモンドステッチのシート

インテリアは、「スポーティ&モダン」をテーマとし、車内を囲むように配されたサテンシルバーの水平基調のアクセントが空間の広がりと先進性を演出している。

デザイン性だけでなく座り心地もいいダイヤモンドステッチのシート

シートレイアウトは、広さと使い勝手にこだわった2列5名乗車で、ホールド性を高めたシートにはダイヤモンドパターンのステッチを採用し、上質感と快適性を両立させている。

また、ドアパネルとダッシュボードに配したアンビエントライトがモダンで先進的な雰囲気を演出。48色のカラーバリエーションから好みや気分に合わせて選択することができる。さらに、ドライブモードに応じて色が自動で変化するギミック付きだ。

欧州市場で発売されるBEVとなった新型エクリプスクロス

パノラマガラスルーフは、スイッチ操作でガラスの透過と調光の切り替えができ、日差しの眩しさや熱を抑え、開放的かつ快適な室内空間を作り出す。加えて、あらかじめ設定されたパターンに基づいて、全面透過や全面調光、フロント透過・リヤ調光、フロント調光・リヤ透過の調整をすることもできる。

1回の充電で約600km(WLTPモード)を実現する長距離モデル|日常使いに適している中距離モデルは2026年発売予定

新型エクリプスクロスは、総電力量87kWhの駆動用バッテリーを搭載し、1充電あたり約600km(WLTPモード)の航続距離を実現している。

欧州市場で発売されるBEVとなった新型エクリプスクロス

モーターの出力は、最高出力160kW、最大トルク300Nm。アクセルを踏み込んだ瞬間から力強いトルクが立ち上がる。また、モーターならではの特性により、都市部からアウトドアまで、あらゆる道で爽快なドライブフィールを実現し、電動車ならではの静かでスムーズな走りによる高い快適性も特徴だ。

回生ブレーキは、ステアリングホイールに配したパドルシフトの操作により、4段階から選択が可能。交通状況や走行環境に応じて最適なレベルを任意で選ぶことができ、航続距離の伸長にも寄与する。

欧州市場で発売されるBEVとなった新型エクリプスクロス

さらに、ワンペダル機能も搭載しており、アクセルペダルの操作だけで加減速や停止の操作ができる。この機能により、都市部ではワンペダル操作でスムーズな運転が可能となっている。

普通充電と急速充電に対応する

充電は、最大22kWの普通充電に加え、最大150kWの急速充電にも対応。なお、2026年には日常使いに最適な中距離モデルの販売も予定している。

多彩な機能を集約した縦型の12.3インチディスプレイはスマホとの連携でより便利になる

新型エクリプスクロスは、縦型の12.3インチスマートフォン連携ディスプレイオーディオ(SDA)を採用。

Google由来のAndroidベースのインフォテインメント・システムを搭載し、クルマに乗った瞬間からGoogleマップなどのサービスを利用することができる。また、アプリをダウンロードして使うことも可能だ。

その他にも、「OK Google」と話しかけるだけで、エアコンの操作、目的地検索、通話、音楽再生などのハンズフリー操作ができたり、Apple Car PlayやAndroid Autoにワイヤレス接続したりすることもできる。

欧州市場で発売されるBEVとなった新型エクリプスクロス

車載オーディオには、ハーマンカードン製プレミアムサウンドシステムを採用。5つのリスニングモードから気分や好みに応じて音質を調整でき、臨場感あふれる高品位なサウンド体験を楽しめる。

ドライブモードは、「パーソナル」「エコ」「コンフォート」「スポーツ」の4つの中から選択可能。ドライバーの好みや走行状況に合わせたドライブを実現する。

モバイルアプリ「Mitsubishi Motors」を使えば、車両のロック・アンロック、車両の充電などの機能をスマートフォンから行える。加えて、ソフトウェアの無線通信技術「FOTA(Firmware-Over-The-Air)」に対応しているため、SDA画面上の案内に沿うだけで、常に最新のソフトウェア環境にアップデートすることができる。

欧州市場で発売されるBEVとなった新型エクリプスクロス

安全機能は、先進運転支援システム(ADAS)を搭載。超音波センサー、カメラ、前方レーダーにより車両周辺を常時モニタリングし、安全運転を支援する。また、高速道路同一車線運転支援機能「MI-PILOT(マイパイロット)」や後退時交差車両検知警報システム「RCTA」などの多彩な先進安全装備により安全・安心なドライブを実現しているのもポイントだ。

欧州市場向け電気自動車SUV「新型エクリプスクロス」が日本に導入されるかどうかは未定。もし日本に導入されることがあれば、日常使いから週末のロングドライブまで幅広く使えるか試してみたい。

文=齊藤優太(ENGINE編集部)

(ENGINE Webオリジナル)

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