日産は、スポーツセダンの「スカイライン」の仕様を一部向上させるとともに、特別限定車「400R Limited」を発表した。なお限定車は、11月13日から注文受付を開始し、12月18日からデリバリーを開始する。
400台限定かつ先着順のスカイライン「400Rリミテッド」は集大成となるモデル
スポーツセダン「スカイライン」の高性能グレード400Rの特別限定車「400Rリミテッド」は、現行スカイラインの集大成として、スポーツ性能と快適性を高次元で両立しているモデルだ。

400Rリミテッドでは、400Rの性能をさらに引き出すために、19インチアルミホイールに装着するタイヤを専用銘柄のDUNLOP SP SPORT MAXX GT 600とした。あわせて、ホイールのリム幅をフロント+0.5J、リア+1.0J広くしている。

また、フロントサスペンションのバネ定数を4%、リヤスタビライザーのバネ定数を44%向上させ、ロールを抑えた気持ちの良いハンドリングを実現している。
ブレーキには、耐フェード性が高いパッドを採用。高温時も安定した制動性能を確保している。
その他にも、限定車の特別アイテムとして、リヤスポイラー、ドアミラーカバーに特別カーボンパーツを装着し、トランク部分には“Limited”と一目でわかる専用バッジが与えられている。

インテリアには、限定モデルを所有する特別感を味わえるシリアルナンバープレート、センターコンソールにカーボンフィニッシャーを装着。
スカイライン400Rの特別限定車「400Rリミテッド」は、400台限定で販売される。なお、受注は先着順で、台数到達次第受付終了となる。
スカイラインはボディカラーに「ワンガンブルー」が加わりスポーツモデルを象徴するモデルに
スカイラインの一部仕様向上では、エクステリアカラーに日産のスポーツカーにのみ許される「ワンガンブルー」を追加設定した。
「ワンガンブルー」は、特殊な顔料の使用により、太陽光と夜の照明下で異なる表情を見せるブルーが特徴のカラーだ。

その他にも、エマージェンシーブレーキの検知対象を歩行者および自転車等にまで拡大し安全性を向上させている。
グレード体系と価格も見直されたスカイライン
スカイラインは、一部仕様向上にあわせて、グレード体系と価格の見直しもされている。グレードおよび価格は次のとおりだ。
【スカイラインのグレードと価格】
・GT Type P:544万2800円
・GT Type SP:572万3300円
・400R:649万5500円
・400R Limited:693万5500円

日産を象徴するスポーツセダンであるスカイラインの現行モデルは、2014年に登場。すでに10年以上が経過している長寿モデルだ。そろそろ後継の話が出てきてもいい頃だが、今のところ情報はない。果たして、スカイラインの次期型は登場するのだろうか。
文=齊藤優太(ENGINE編集部)
(ENGINE Webオリジナル)