2025.11.20

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日本発オリジナルブランドが手掛ける究極のミニマルデザイン!本間恵子のイチオシ、モノリス

群馬精密と建築家の窪田勝文とのコラボレーションによる日本のオリジナルブランド「モノリス」。

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9名からなるエンジン時計委員会が理性と情熱で熟考チョイス。21世紀の第2クォーターを共に過ごすに相応しい、「自信をもって推せる、あるいは自分で買いたい」アンダー100万円のタイムピースを厳選。本間恵子がイチオシするのは、MONOLITH(モノリス)だ。

モノリス 55万円

モノリスは、時計ブランドのOEM制作を手掛ける群馬精密と建築家の窪田勝文とのコラボレーションによる日本のオリジナルブランド。

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その名が『2001年宇宙の旅』に登場する漆黒の物体を想起させるこのモデルは、黒を基調としたシンプルを極めるミニマルデザインが特徴。マットなブラックIPコーティングを施したチタンケースに、時針・分針・秒針のみを配した漆黒塗装のダイアルを組み合わせる。自動巻き。ケース直径45mm、10気圧防水。

深みのある“タイムオンリー”

ケースバックから見えるムーブメントは、国産MIYOTA製キャリバー82S0。ローターにMONOLITHのロゴを刻む。

これはいわゆるバウハウスだね、建築家が好きそうな時計だ、と我が家のヤドロク(建築家)が写真をひと目見てのたまったが、当たり前だ。デザインを監修したのは窪田勝文。ミニマリストとして知られる気鋭の建築家だ(しかもヤドロクの先輩)。

レス・イズ・モアを体現したような「モノリス」は、いわゆるオールブラック、いわゆるタイムオンリーなのだが、実際に手に取ってみると「いわゆる」という軽い言葉の範疇に収まらない、深みのある時計なのだということがわかる。

視認性が確保されており、手元をチラ見でしっかり時刻が読み取れる。ビッグサイズでいながら手首に載せたときのバランスがよい。

構想から発表までに5年かけ、家一軒建てるくらいのタイムスパンで完成させたそうで、時計が好きな人がじっくり監修したのだな、ということが肌に伝わってくるのだ。ムーブメントはMIYOTA製。誇らしくつけられるアクセシブルな日本製ウォッチとして、これを推したい。

問い合わせ=群馬精密 Tel.0278-58-3606

文=本間恵子

(ENGINE2025年12月号)

【キャプション】

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