2025.12.25

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“伝統と革新”をかろやかに体現する人気コレクション|スウォッチ MOONSWATCH 1965 & MISSION TO EARTHPHASE

スウォッチ MOONSWATCH 1965 & MISSION TO EARTHPHASE

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心踊るホリデーシーズン。この秋冬は、逸話あふれる一生モノの腕時計を、大切な人や自分への贈り物として選びませんか。“時計愛&好!”をもって任ずるENGINE時計委員会9名が、知見・体験や思い入れをふまえて「推し時計の歴史やストーリー」、「時計と自信の物語」エモーショナルに紡ぎます!

今回取り上げるのは、スウォッチ「MOONSWATCH 1965」、「MISSION TO EARTHPHASE」。伝説誕生の年号をカウンターで訴求し、新機軸「アースフェイズ」を提案……。 ユニークな発想とどまるところを知らず!

1965年へのオマージュ

60年前の1965年、オメガ・スピードマスターがアメリカ航空宇宙局NASAの認定を受けた。公式装備品の候補となった3ブランドの時計に対して11項目の試験を行い、唯一合格したのがスピードマスター。真空状態での高温試験や低温試験、40Gもの衝撃を加える耐衝撃性能試験など、宇宙空間での作業を視野に入れた過酷なテストだった。写真右の「ムーンスウォッチ 1965」は、その偉業をダイアルに再現。OMEGAロゴ、針、書体はすべてオリジナルモデルのデザインを反映している。文字盤10時位置のカウンターは19時間計で、頂上に19を記す(通常は60)。2時位置のカウンターは65分計で、頂上に65(通常は10)を記す。“1965年”へのオマージュである。
(数藤 健/ENGINE・時計担当)

心の余裕を持ちましょうよ

左のモデルは月の満ち欠けを表示するムーンフェイズだけでなく、宇宙飛行士の視点で月から見た地球を表示する「アースフェイズ」を搭載。新月の日には地球の姿がすべて見え、満月の日には新月ならぬ“新地球”の夜空が文字盤上で観測できるというわけだ。10時位置にあしらわれたアースフェイズには特殊なUVインクがコーティングされており、ブラックライトペンで紫外線を当てると海がミステリアスなブルーに輝く。思わず「地球は青かった」とか「ようこそ地球さん」とかつぶやきたくなるのは筆者だけではないはずだ。わざわざ夜空を見上げることもない生活を送っているが「もうちょっと心の余裕をもちましょうよ」と、ささやきかけてくる。
(本間恵子/ジュエリー&時計ジャーナリスト)

Bioceramic MoonSwatch MOONSWATCH 1965

スウォッチ MOONSWATCH 1965 & MISSION TO EARTHPHASE

オメガとスウォッチのコラボレーションは、先端素材や豊富なデザインに加え、ストーリーの点でも非常に興味深い。最新の「MOONSWATCH 1965」は、1965年に「スピードマスター」がNASAの宇宙計画において月面で着用される最初の時計として採用されてから60周年を迎えたことを記念。これにちなんでクロノグラフの積算計は、計測時間の合計が19時間65分になるように調整されている。クォーツ。バイオセラミック、ケース直径42mm。30m防水。4万1800円。

Bioceramic MoonSwatch MISSION TO EARTHPHASE

スウォッチ MOONSWATCH 1965 & MISSION TO EARTHPHASE

ミッションシリーズの「MISSION TO EARTHPHASE」は、地球の北半球と南半球から見たムーンフェイズ(ダイアル右)と、月から見た地球の29.5日間を表示するアースフェイズ(ダイアル左)を表示する初にして唯一のモデル。地球と月をリアルに描いたビジュアルも特色。クォーツ。バイオセラミック、ケース直径42mm。30m防水。4万8950円。

問い合わせ=スウォッチ グループ ジャパン Tel.0570-004-007

写真=奥山栄一

(ENGINE2026年1月号)