2026.01.05

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雪道はスタッドレスがいいけど凍結路面はチェーンの方がいい?!JAFのテスト結果から見るタイヤチェーンの重要性

凍結路面ではタイヤチェーンの方がいい!?その理由とは?

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年末年始にかけて降雪や雪道でのスリップによる交通事故が発生した。雪道や路面凍結の恐れがあるときはスタッドレスタイヤを装着することが常識になりつつあるが、いまだにノーマルタイヤで通行するドライバーもいる。また、冬にスタッドレスタイヤに履き替えている場合であってもタイヤチェーンを装備していないという人も多い。この記事では、スタッドレスタイヤが得意とする路面状況と凍結路面ではタイヤチェーンの方がいい理由について、JAFのテスト結果をもとに解説する。

雪道ではスタッドレスタイヤが有利だが凍結路面ではタイヤチェーンの方が効果的

最初に結論から述べると、スタッドレスタイヤは雪道では有効だが、凍結路面ではタイヤチェーンの方が効果的だ。



言い換えると、雪道はスタッドレスタイヤで十分と言えるが、凍結路面ではスタッドレスタイヤだけでは不十分ということになる。

なぜ、このような結論になるのか、JAFのテストをもとに解説しよう。

JAFのテスト結果から見るスタッドレスタイヤとタイヤチェーン装着車の比較

40km/hから急ブレーキをかけたときの制動距離の比較をするJAFのテスト結果は次のとおりだ。

【圧雪路(雪道)】
・ノーマルタイヤ:29.9m
・スタッドレスタイヤ:17.3m
・オールシーズンタイヤ:22.7m
・タイヤチェーン(ノーマルタイヤ+非金属タイプのタイヤチェーン):28.4m
・オートソックス(ノーマルタイヤ+繊維製のカバータイプとタイヤチェーン):20.1m
・スプレーチェーン(ノーマルタイヤ+スプレータイプの滑り止め):24.1m

圧雪路(雪道)では、スタッドレスタイヤが一番短い距離で止まることができている。次いでオートソックス、オールシーズンタイヤ、スプレーチェーン、タイヤチェーンと続く。このことからも、雪道ではスタッドレスタイヤや布製のタイヤチェーンが効果的といえる。



【氷盤路(凍結路面)】
・ノーマルタイヤ:105.4m
・スタッドレスタイヤ:78.5m
・オールシーズンタイヤ:101.1m
・タイヤチェーン(ノーマルタイヤ+非金属タイプのタイヤチェーン):59.0m
・オートソックス(ノーマルタイヤ+繊維製のカバータイプとタイヤチェーン):99.2m
・スプレーチェーン(ノーマルタイヤ+スプレータイプの滑り止め):112.8m

氷盤路(凍結路面)の制動距離は、圧雪路とは違う結果になっている。路面が凍結している場所で一番短い距離で止まることができたのは、タイヤチェーン装着車だ。次いでスタッドレスタイヤ、オートソックスと続いている。



この結果からも、スタッドレスタイヤは雪道では効果的だが、路面が凍結する場面ではスタッドレスタイヤよりタイヤチェーンの方が有効だと言えるだろう。

よって、雪が降る季節や路面が凍結しやすい時期は、ノーマルタイヤからスタッドレスタイヤへの履き替えだけでなく、タイヤチェーンを用意しておく方がよいといえる。

年末年始という大きな節目は過ぎたが、春が訪れるまでは降雪や路面凍結する可能性は十分にある。もしものときに立ち往生したり、スタックしたりしないようにするためにも、タイヤチェーンをクルマに備え付けておくとよいだろう。

文=齊藤優太(ENGINE編集部)

(ENGINE Webオリジナル)

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