2023.02.21

CARS

日本最大! 横浜ゴムが北海道・旭川に屋内氷盤旋回試験場を開設

横浜ゴムが北海道旭川市の北海道タイヤテストセンター(TTCH)に屋内氷盤旋回試験場を開設し、2023年1月5日に稼働を開始した。屋内氷盤旋回試験場としては日本最大の規模を誇る。

スタッドレスの性能向上に寄与

新しい試験場は凍結路面での危険回避において、制動性能の次に重視される旋回性能の向上が目的。屋内施設は屋外より天候や気温などの外的要因の影響を受けにくいため、試験データの精度向上が図れる。新施設は冬用タイヤのさらなる安全性向上が期待される。



旋回半径は最大で22m

建物の大きさは全長と全幅が56m、室内高は最高12.3m。氷盤面積は1960平方メートルで乗用車はもちろんのことトラックの試験も可能となっている。旋回半径は10〜22m。これまでのスケート・リンクなどを借りて行ってきたテストに対し、時間的な自由度が増すだけでなく、より大きな旋回半径が確保できるのもメリットのひとつだ。

横浜ゴムの冬季試験場であるTTCHは2015年12月開設された。敷地面積は90万640平方メートル。100km/h超でのテストが可能な全長2.3kmの周回路や、全長1.1kmで勾配5%の圧雪ハンドリング路などを擁する。



マイナス10度~0度で氷を調整

TTCH最初の屋内施設は制動(ブレーキ)のテストなどが行える直線路の氷盤試験場で2018年1月に完成。2020年11月には氷の表面温度をマイナス10度〜0度の範囲で調整できる国内最大級の冷媒装置を導入して試験能力の増強を図っている。今回の旋回試験場はこの既存の氷盤試験場に隣接しており、効率的な運用が見込まれる。

TTCHでは世界中で販売するすべての冬用タイヤの試験を実施している。一方で、路面状況の異なる欧州市場に対応するために欧州向け商品の確認はヨコハマテストセンター・オブ・スウェーデン(YTCS)で実施するなど、各国・地域に最適な商品開発を行なっているという。



文=エンジン編集部

(ENGINE WEBオリジナル)

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