2026年1月9日に開幕した東京オートサロン2026。会場のシボレーブースでは、同社の誇るスーパースポーツ「コルベットZ06」のマイナーチェンジモデルが発表された。
コルベットのハイパフォーマンスモデル「Z06」がマイチェン
シボレー・コルベットといえばアメリカを代表するスポーツカーのひとつだ。1954年に登場した初代C1型コルベットから、アメ車らしいV8エンジン+FRのパッケージングで進化を続けてきたが、そこに大きな変革が起きたのは2020年のこと。エンジン搭載位置をミッドシップに変更し、世界中から驚きの声が上がった。
新型コルベットの変革はそれだけにとどまらず、2023年にLM-GTE用のホモロゲーションとして販売されたハイパフォーマンスモデル「Z06」では、5.5リッターV8DOHCエンジンが搭載され、アメ車伝統のOHVエンジンさえ捨て去り、コルベットの新たな1面を切り開いた。

今回のそのコルベットZ06にマイナーチェンジが行われ、日本市場にも導入されることとなった。さらに新たな特別仕様車も登場、進化したコルベットZ06を紹介しよう。
インフォテイメント・システムを大幅刷新
今回のコルベットのマイナーチェンジでの大きなトピックは、インフォテイメント・システムの刷新だ。

ハード面ではコクピット周りの意匠が大きく変更され、12.7インチのセンター・ディスプレイ、14インチのメイン・ディスプレイに加えて、6.6インチのサブ・ディスプレイを新たに追加。3つの画面がドライバーを包み込むような配置となった。
サブ・ディスプレイはタッチ操作にも対応し、油温・水温といった走行情報の表示や、ACCやHUD(ヘッド・アップ・ディスプレイ)の調整など、マルチユースに対応する。
それによってセンターコンソールのボタン配置も大きく変更された。特にこれまでセンターコンソールを縦断していた、超縦長のエアコン類のスイッチは配置され、センターディスプレイ下に集約。

あの豪快な縦長のスイッチ配置が、ある意味おおらかなアメ車らしさを演出していて個人的には好きだったのだが、走行中の操作などを考えると、新しい配置の方が優れいてるのは間違いない。
ソフト面での進化も著しい。これまでハイブリッドモデルの「E-Ray」のみ設定されていた「パフォーマンスアプリ」をZ06にも初採用し、走行中の馬力やトルクの値をリアルタイムで表示することが可能となった。
またサーキット走行時に走行データを収集する「パフォーマンスデータレコーダー(PDR)」も強化。ドライブレコーダーと協調し、データロガーとしてだけではなく、走行時の様子を高画質で記録、走行パフォーマンスの向上に寄与する。
さらに「Googleビルトイン」が搭載され、車両が常にネット回線と接続されるようになった。これにより「Googleマップ」や「Googleアシスタント」といったGoogleのサービスを使用できるほか、専用アプリである「myChevroletアプリ」を通じて、停車時に離れた場所からでも車両の状態を確認したり、エアコン操作が行えるようになった。
現行型コルベットが登場し、それまでの荒々しい跳ね馬のようなFRスポーツから一転。よく躾けられたサラブレッドのようなミッドシップスポーツに生まれ変わったのには度肝を抜かれたが、今回のマイナーチェンジによってシステム面も強化され、全方位にわたって死角無し! と言ったところだろう。
ギリシャ・サントリーニ島の海をイメージした特別限定車
今回のマイナーチェンジ版コルベットZ06の登場に合わせて、Z06では初となる特別限定車「サントリーニ・エディション」が発売される。

その名の通り、ギリシャ・サントリーニ島の海をイメージしたブルーのインテリアに、ブレードシルバーの外装色を組み合わせたもので、国内限定20台(クーペ10台、コンバーチブル10台)での販売となる。
価格はクーペが2900万円、コンバーチブルが3100万円(いずれも税込)。すでに全国のシボレーディーラーにて発売中とのことで、気になる方は急いだ方が良さそうだ。
文=ENGINE編集部 写真=神村 聖/ENGINE編集部
(ENGINE Webオリジナル)