2026.01.11

CARS

ヴェルファイアの顔面をセダンに移植! 灰皿まで装備したこだわりのインテリアにも注目【東京オートサロン2026】

ミニバン顔のセダンがあっても面白いのでは?という発想から生まれたNATS VELLFIRE SEDAN。

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東京オートサロン2026の自動車学校ブースには、毎年ユニークかつ奇抜なカスタムカーが数多く並ぶ。今回は千葉県のNATS 日本自動車大学校の学生が製作した「NATS VELLFIRE SEDAN」を紹介しよう。

現行ヴェルファイアがVIPセダンに⁉︎

東京ドーム3個分という広大なキャンパス内に専用サーキットまで有しているNATS 日本自動車大学校は、28年連続でオートサロンに出展し、247台ものカスタムカーを製作してきた。

日本屈指の自動車整備士養成学校として、毎回オートサロンにおいてギャラリーを感心させるカスタムカーを披露しているが、今年も28期生が柔軟な発想で、セダンをベースとしたドレスアップを実施。その車両コンセプトとスペックを知ったすべての来場者が驚いていた。

NATS VELLFIRE SEDAN



「セダンをベースとして何か造ろうということになり、どういう風にカスタマイズするか? をみんなで話し合って、現行トヨタ・ヴェルファイアの顔にするのが面白いという流れになりました」

そのように話してくれたNATSの学生さんたちが制作したのは「NATS VELLFIRE SEDAN」で、USF40型の2011年式「レクサスLS」がベースだ。

現在、ミニバンやワンボックスカーの人気が根強くある中、トヨタ・クラウンがモデルチェンジの際にブランド化し、セダンのみならずクラウン・スポーツやクロスオーバーなど、さまざまなモデルが展開、販売され、その多様化が話題となった。

NATS VELLFIRE SEDANを制作した班は、この多様化に注目し、現在人気があるミニバンのセダン仕様があっても面白いのではないか? と考えたそうだ。



外装を制作するにあたり、ヴェルファイア純正ヘッドライト/テールライトを用意し、さらに純正バンパーの上下を短縮加工。純正ドアプロテクター、GVF50型レクサスLS用の社外リアバンパーを装着した上で、ボンネットとトランク延長加工している。

内装はエルティ―ド社製シートカバーを筆頭に、ウッドコンビ・ガングリップステアリングの装着、ダッシュボードのスエード張替えといった作業で個性を演出。素晴らしい空間を完成させた。サスペンションは純正のエアサスだ。



「過去にも先輩たちがセダンをベースとしたカスタムカーを出展しましたが、VIPカーのスタンスにしたのは初です。リアシートを中心とした内装を本家ヴェルファイアに負けないように徹底的に快適にしながら見た目はゴリゴリのVIPカーという点がポイントです。顔に負けない内装にしたかったので、リアセンターコンソールも自作しました。水中花を入れた部分はライトアップできます」

セダンの外装色といえば白か黒か銀だが、その中からプレシャス・ブラック・パールをチョイス。VIPカーっぽさが強まるように内装は白にしたそうだ。

ベースとして「レクサスLS」を選択したのは安かったからという側面もあるが、最初からV型8気筒エンジン搭載車にしたかったこともあり、白羽の矢が立ったとのことだった。

「型落ちのクルマを現行フェイスにするという面白さもあって、あえてV8時代のセダンを選びました。こだわりは他にもあって、ホイールを車名と同じLSという名が入る『WORK LS ADAMAS』にしています。サイズはフロントが21×9.5J、リアが21×10Jです」



ヴェルファイア純正テールライトを装着するためにリアのクォーターパネルを金属で造り、前後のオーバーフェンダーまで金属で制作した甲斐あって、ヨコハマタイヤのADVAN sports V107(前後とも255/35R21サイズ)をカッコよく履きこなしていた。

取材の際、目の前で撮影していた芸人さんも、このNATS VELLFIRE SEDANに感心していたので、今後こういった方向性のカスタムカーが増えるのかもしれない。

文=高桑秀典 写真=神村 聖/高桑秀典

(ENGINE Webオリジナル)

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