2026.01.22

CARS

ホンダ、アストン マーティンとF1復帰へ HRC製「次世代パワーユニット」は量産スポーツカー、ハイパーカーの可能性も?

本田技研工業(以下ホンダ)は1月20日、2026年F1シーズンの開幕に先立ち、「2026 Honda×Aston Martin Aramco F1 Team ニューパートナーシップ始動発表会」を開催した。

F1、アストン マーティン、ホンダのキーマンが一堂に

2026年シーズンから導入される新レギュレーションをきっかけに、ホンダはアストン  マーティン・アラムコとタッグを組み、5年ぶり、5度目となるF1へ再参戦を開始する。都内で行われた発表会場は報道陣で満席となり、壇上にはホンダ 取締役 代表執行役社長の三部(みべ)敏宏氏、アストン マーティン・アラムコ フォーミュラワンチームExecutive Chairmanのローレンス・ストロール氏、アストン マーティン・アラムコ フォーミュラワンチームChief Strategy Officerのアンディー・コーウェル氏、ホンダ・レーシング 代表取締役社長 渡辺康治氏、フォーミュラワン・グループ President&CEO of Formula1 のステファノ・ドメニカリ氏が登壇。新チーム発足への意気込みを語った。


新Hマークがニューマシンに

車体フロントに新たに発表されたHマークを配したアストン マーティンを象徴するブリティッシュグリーンの2026年型F1マシンと、ホンダ・レーシング(以下HRC)が開発した新型パワーユニット「RA626H」が同時に展示された。今回初公開となったこのパワーユニットは、従来の約3倍となる電動出力を実現し、サステナブル燃料に対応。次世代モータースポーツを象徴する秘密兵器として、強い存在感を放っていた。ちなみに、燃料はスポンサーでもあるアラコム社が開発している。







会見では、ホンダの三部社長がF1復帰への覚悟について次のように語った。

「四輪事業が厳しい環境にある中で、F1は人と技術を鍛える最高の場です。電動化や熱マネジメントといった次世代技術においても、F1は重要な役割を果たします。HRCのモータースポーツ活動を、より四輪事業に貢献させ、スポーツモデルの開発にも活かしていきたい。エンジンのパワーだけでなく、新しい時代における“優位性”を問い続けていきます」

また、量産型スポーツカー、ハイパーカーの可能性、夢はあるか?との質問には、

「F1で結果を出していくのが最優先。現時点では量産型は考えていない。人気が出て、それが両者のビジネス拡大にとっていいことであれば、可能性としてある」

会場内には今年の東京オート・サロンで話題を呼んだ「シビック タイプR HRC コンセプト」も展示された。このクルマはHRCが手がけるスポーツ仕様車のコンセプトモデルで、F1を含むモータースポーツ活動で培った技術を市販車へ還元する象徴的存在となる。



新チームは1月26日からスペインで行われるプライベート・テスト、および2月11日から2度に亘って開催されるバーレーンでの公式テストを経て、3月6日のオーストリア戦で本格始動。2026年シーズンは全24戦が予定され、最終戦は12月6日にアブダビで開催される。

5度目のF1という世界最高峰の舞台に挑むホンダと、アストン マーティンの新たなパートナーシップ。新体制の詳細はこれからだが、5年ぶりに帰ってくるホンダの挑戦に、モータースポーツファンの期待は高まるばかりだ。



文=ENGINE編集部

(ENGINE Webオリジナル)

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