2026.01.27

CARS

大雪の後は凍結した路面に注意!冬の道は思わぬ危険が潜んでいる

雪が降った後は路面凍結にも注意しなければならない

全ての画像を見る
寒波の影響で日本海側を中心に大雪になっている。冬の道路では、積雪による交通麻痺やスリップ・スタックの他にも、凍結した路面(アイスバーン)にも気をつけなければならない。

濡れているように見えるが実は凍っていることがある冬の道路

雪が降っているときは、時間の経過とともに道路にも雪が積もるため、クルマの運転をする際は、その降り積もった雪を踏み固めながら走行することになる。よって、運転者は降雪および積雪によるスリップやスタックなどに注意しながら運転するだろう。



雪を降らせる雲が去ると、太陽が出て雪が解け、水となって道路を覆い尽くす。雪が降り止んだ後の日中は、雪が解けて水になるだけで済むが、日が沈んだ後や翌日は雪解け水が気温の低下とともに凍結する。

雪解け水や雨の後に凍結した路面の中には、アスファルトが見えていることもある。路面が見えていると、運転者は「道路が見えているから大丈夫」や「道が濡れているだけだ」と油断したり勘違いしてしまう可能性が高い。



しかし、実際はアスファルトの上に流れていた水が凍結しているだけだったということもある。このような凍結路面は、ブラックアイスバーンと呼ばれている。

ブラックアイスバーンは、夜間や太陽が昇る前、日陰、橋の上など、気温が上昇していない(上昇しづらい)時間・場所で起こりやすい。

雪が降った後は、ブラックアイスバーンなどの路面凍結が発生しやすいため油断ができないのだ。

また、このブラックアイスバーンは、雪が降る場所や地域だけでなく、雪が降らない所でも発生する可能性がある。そのため、冬は雨が降った日の夜や翌日の路面凍結に注意しなければなならない。

凍結した路面は雪道よりも止まりにくい!ブラックアイスバーンはウェット路面に見えるため要注意

JAFが過去に実施したテストによると、凍結した路面(氷盤路やブラックアイスバーン)は、雪道よりも止まりにくいことが明らかとなっている。



【路面別の制動距離テストの結果】
・ウェット路面:11.0m
・圧雪路面:20.2m
・氷盤路面:84.1m
・ブラックアイスバーン:69.5m
※テスト条件:40km/hから急ブレーキを踏んだときの制動距離を測定(ABS作動)。制動距離の値は3回実施した制動テストの平均値

このJAFのテスト結果からも、凍結した路面での制動距離は圧雪路面よりも長くなっている。そのため、凍結路面は雪道よりも慎重に運転する必要があるといえるだろう。

また、ウェット路面とブラックアイスバーンは運転席からの見え方はほぼ同じだ。しかし、制動距離は5倍以上も長くなっている。このようなことから、冬の道路ではウェットとブラックアイスバーンの判断が難しいといえるだろう。



JAFのテスト結果から総合的に言えることは、冬の道路(路面凍結しやすい気温が続く時期)は、全国的にブラックアイスバーンに注意しなければならないということだ。

凍結のおそれは「雪の結晶マーク」でわかる!メーター内に表示されるアイスバーンのヒント

クルマのメーターには、さまざまなインフォメーションが表示される。このインフォメーションの中の1つに「雪の結晶マーク」がある。これは低温表示灯で、路面が凍結するおそれがある気温まで低下すると点灯する。



ちなみに、低温表示灯は外気温が3〜4℃になると点灯する。冬の濡れた(濡れているように見える)道路を走るときは、このようなメーター内の表示もヒントにするとよいだろう。

文=齊藤優太(ENGINE編集部)

(ENGINE Webオリジナル)

advertisement



RELATED

advertisement