2026.02.01

CARS

あのマルチェロ・ガンディーニ作「X1/9」の原点が現代に蘇る!【約7150万円】「ベルトーネ・ランナバウト」は25台限定!

ガンディーニ作のオリジナルをどう再現したのか?

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イタリアのカロッツェリア・ベルトーネがレトロモビル2026で発表した「ランナバウト」は、1969年に彼らが製作したアウトビアンキ・ランナバウトにインスパイアされたフューオフ・モデル。「フィアットX1/9」の原型となったマルチェロ・ガンディーニの傑作、その現代解釈版ともいうべきミドシップ・マシンだ。

誰もが憧れたウェッジ・シェイプなスーパーカーの現代的解釈


リトラクタブル・ヘッドライトを備えた低いノーズから始まるウェッジ・シェイプ、太いBピラー、コーダ・トロンカと呼ばれるすっぱり切り落とされたテール・エンドや丸いライトは、オリジナルの「ランナバウト」に生写しだ。





縦方向の溝が入ったボディ・サイドやブラック・アウトされたエンジン・フード、張り出したホイール・アーチといったディテールも再現されている。



センターにベルトーネのエンブレムが入るホイールは前18インチ/後19インチのアルミ鍛造だが、デザインは元ネタのそれを思わせる。



ボディ・タイプは、公開されたルーフ・パネル脱着式のタルガと、かつてのランアバウトのようなフルオープンのバルケッタを用意するという。



フロント・ウインドウまわりやミラーの形状を見るに、ベースとなっているのはロータス・エキシージの最終型と思われる。2369mmというホイールベースも、エキシージと同じ数値だ。全長は3990mm、全高は1116mm、ボディ幅は前1750mm/後1841mmで、最大幅は1933mm。車両重量は、1057kgだ。

エンジンは3.5リットルV6で、イートンTVSコンプレッサーを用いたエーデルブロック製スーパーチャージャーを、60度のバンク内に収める。最高出力/最大トルクは475ps/490Nmを発生し、0-100km/h加速は4.1秒、最高速度は270km/hに達する。



トランスミッションは、クロスレシオのゲート式6段MTだ。



内装はボートの船体に着想を得たシンプルな形状に、手作業でレザーを張り込んだ。



カーボン・シートやアルミ削り出しのコンポーネンツ、機械的なスイッチは、機能性と質感の両立を図っている。水平基調のダッシュボードは、センターに航海用コンパスを埋め込むが、計器類はステアリング・コラム上のデジタル回転計のみだ。



生産台数は25台で、価格は39万ユーロ(約7150万円)。



ベルトーネの歴史的作品のオマージュとしても、希少でハイ・スペックなライトウェイトスポーツとしても、さほど法外な価格ではないように感じてしまうのは、最近のあまりにも高額なフューオフ・モデルを見慣れすぎてしまったせいだろうか。

文=関 耕一郎

(ENGINE Webオリジナル)
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