2026.04.05

CARS

空気抵抗などモノともしない強力な加速で燃費は忘却の彼方へ|島崎七生人ら2人のモータージャーナリストがランドローバー「ディフェンダー・オクタ」に試乗

島崎七生人さん、小川フミオさんが試乗したランドローバー「ディフェンダー・オクタ」

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毎年恒例「エンジン・ガイシャ大試乗会」、2026年もやります! 大磯プリンスホテルの大駐車場に総勢33台の輸入車を一挙に集め、33人のモータージャーナリストがまる一日かけてイッキ乗り! 2026年上半期イチオシの各ニューモデルにそれぞれ5人のジャーナリストが試乗した、計165本のインプレッションを順次公開。

今回はランドローバー・ディフェンダー・オクタに試乗した島崎七生人さん、小川フミオさんのリポートをお送りする。

>>>国沢光宏さん、渡辺慎太郎さん、西川淳さんのリポートはこちら<<<


「磨きがかかった」島崎七生人

同乗のEPC会員の方は、ご自身でクラシカルな“RR”の所有経験などお持ちという“超ベテランな通の方”だった。なので「きょうは水深90cmのところへは行かず普通に走りますね」とお断りをし、ご了解いただいた次第。

試乗車のディフェンダーOCTAは110をベースに昨年発表された最新モデルで、4.4リッターのV8ツインターボ・ガソリンエンジン搭載のMHEV、そのスペックは635ps/750Nmをもつ(モーターは14kW/200Nm)。



オンロードで少し踏み込めば空気抵抗などモノともせず強力な加速が得られ、試乗中「燃費はどうなんでしょう?」と会員の方に言わしめたほど。が、おそらく日常的に乗った場合、性能の余裕の片鱗のところだけ使って十分であるはず。

それよりもエア・スプリングと油圧ダンパーを使ったサスペンションとアルミ・モノコック+スチール・サブフレームによる心強く快適なドライバビリティは、レンジローバーなどと同様に洗練された印象をもつ。導入時に比べさらに磨きがかかった走りが味わえる。

「総仕上げ的存在」小川フミオ

ロングターミズム(長期主義)という概念がある。それを連想させてくれるのが、ディフェンダー。ご存知のように、遠い先の未来に“ポジティブ”な影響を与えることを人生における選択の優先事項とする考えだ。

火星移住計画を着々と進めている米のビリオネア連中もロングターミストで、こちらの是非は考えるべきかもしれないが、いいほうの例がディフェンダーだ。1948年いらい走破性を高めることに血道を上げてきた。2019年にモノコック構造を採用したあたりから快適性も強く追求され、レンジローバーと双璧をなすようになっている。オクタはオフロード性能と、デザインと材質と装備といったものからなるラグジュアリー性能とを併せ持った総仕上げ的な出来なのだ。



まあ、レンジローバーにしても、いまのモデルで、車体に傷がつくリスクをおそれず、オフロードを走るという、ぜいたくを堪能できるひとがどれだけいるかだけど、ホンモノ感の裏付けはおおきな魅力だ。オンロードでの加速性やハンドリング性能は圧倒的。

■ランドローバー・ディフェンダー・オクタ
全長×全幅×全高=4940×2065×2000mm。ホイールベース=3020mm。車重=2610kg。ディフェンダーの中で最もパフォーマンスに優れ、かつ最もラグジュアリーなモデルとなる。4.4リッターV8ツインターボは最高出力635ps/6000~7000rpm、最大トルク750Nm/1800~5855rpmを発生、8段ATを介し4輪を駆動する。車両本体価格=2250万円~。

写真=神村聖/小林俊樹/望月浩彦/茂呂幸正

(ENGINE2026年4月号)

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