2026.04.11

CARS

思わず「ウッヒョー!」と叫んでしまった!|清水草一と渡辺慎太郎、2人のモータージャーナリストが試乗したのは飛ばさなくても楽しめる快楽スポーツカー

清水草一さん、渡辺慎太郎さんが試乗したモーガン・プラス・フォー

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毎年恒例「エンジン・ガイシャ大試乗会」、2026年もやります! 大磯プリンスホテルの大駐車場に総勢33台の輸入車を一挙に集め、33人のモータージャーナリストがまる一日かけてイッキ乗り! 2026年上半期イチオシの各ニューモデルにそれぞれ5人のジャーナリストが試乗した、計165本のインプレッションを順次公開。

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今回はジャーナリスト大絶賛のモーガン・プラス・フォーに試乗した清水草一さん、渡辺慎太郎さんのリポートをお送りする。

>>>桂伸一さん、佐野弘宗さん、藤原よしおさんのリポートはこちら<<<


「無条件降伏します」清水草一

イギリスは、ライトウェイト・スポーツカーの元祖&本場。その歴史の蓄積は、日本人にはちょっと理解できないくらい深いのだろう。このクルマを見ると、心からそう思う。

乗り込むと、上半身がほぼ剥き出しである。虚弱体質&冷え性の私にとっては、モーガンでの冬のドライブは滝行のはず。いかにパワートレインがBMWの2リッター 4気筒ターボ& 8段ATというラクチン・コンビでも、地獄の特訓になるはずだ。



そう覚悟して走り出したが、強い北風の海岸道路に乗り出すと、思わず「ウッヒョー!」と叫んでしまうほど気持ちよかった。体に風を受けて走るって、こんなに気持ちいいものなのか。首から上のオープンじゃ、この快楽は味わえない!

こんなクルマを今でも造ってるイギリス人って、さすがは世界のクルマ変態だ(いい意味で)! 日本人には、ここまでの根性はありません。参りました。無条件降伏します。

「とってもクルマっぽい」渡辺慎太郎

同乗した会員の方が走り出してすぐに「路面が近いですねー!」と思わず口にされた。おっしゃる通りである。視線を横にちょっとずらした先には、渓流のごとく流れる路面が目に飛び込んでくる。まるで川下りをしているかのような光景だ。ヒップポイントのみならず何よりドアが低いことが、この異次元の体感をもたらしてくれている。



こんな状況下に置かれると、人間の感覚はバグってくるもので、体感速度は実際の速度の2倍増しくらいになる。50km/hで100km/hのフィーリングが味わえるなら、地球にも免許にも優しい。飛ばさなくても存分に楽しめるスポーツカーの最右翼の1台である。

フロントのオーバーハングはほとんどなくて、タイヤはボディの4隅で踏ん張っているから、接地性が高くステアリング操作に対するクルマ側の反応は素直で素早い。

電子制御デバイスによるクルマの挙動コントロールが当たり前になったしまった昨今で、それに依存しないモーガンの走りは、なんだかとってもクルマっぽいと思ってしまった。



■モーガン・プラス・フォー

アルミ構造シャシーの新世代モーガン。名称は発音こそ昔と同じだが表記は“PLUS 4”→“PLUS FOUR”へ。6段MTもあるが試乗車は8段AT。258ps/400Nmを発揮する2リッター直列4気筒ターボは8段ATを介して後輪を駆動。全長×全幅×全高は3830×1650×1250mm。軸距は2520mm。車重は1009kg。価格は1755万6000円。

写真=小林俊樹/神村聖/望月浩彦/茂呂幸正

(ENGINE2026年4月号)

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