2026.06.09

CARS

EVでもポルシェはポルシェ!|自動車評論家の竹花寿実がポルシェ・マカン4エレクトリックほか5台の注目輸入車に試乗

竹花寿実さんが試乗した5台の輸入車のインプレッションを紹介!

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2026年上半期イチオシのニューモデル33台にそれぞれ5人のジャーナリストが試乗した、計165本のインプレッションを順次公開している恒例の「エンジン・ガイシャ大試乗会」のリポート。今回は自動車評論家の竹花寿実さんが試乗した、5台のインプレッションを一挙紹介! 

アバルト500eツーリズモ・ハッチバック「日本の交通環境にピッタリ」

アバルト初のBEVである“チンクエチェント・イー”は、見ての通りフィアット500eのアバルト版。リチウムイオン・バッテリーが42kWhと小さ目で、フロントに155psと235Nmを発揮する駆動用モーターを搭載しているので、走りは十分に元気いっぱい。20~60km/hの中間加速が速い加速特性は、日本の交通環境で走りを楽しむのにピッタリと言える。



ICEモデルより明らかに低重心で前後重量配分に優れ、ワイドトレッド化されていることから、ハンドリングの素直さと正確性も抜群。今回は叶わなかったが、ミニサーキットに持ち込みたい衝動に駆られた。絶対に楽しいはずだ。

アルカンターラを多用したブラック基調のインテリアやヘッドレスト一体型スポーツシート、ブルーのセンターマーク入りステアリング・ホイールといった仕立てもスポーティネスを際立たせている。

ただ、ちょっと元気に走ると200km程度にまで短くなってしまう航続距離は難点。BEVのコンパクト・スポーツハッチが現実的に成立するには、もう少しBEV技術の進化が必要なのかもしれない。

BMW M5ツーリングM xドライブ「日常から非日常まで」

5シリーズというクルマは、BMWのラインアップの中でも“BMWらしい走り”を濃く味わえる一台に数えられる。残念ながら現在は日本市場に導入されていないが、中でも直6搭載モデルはその極みだ。だが、V8搭載のPHEVとなった最新のM5も、クルマのポテンシャルを極限まで引き出したモデルとして、とても5シリーズらしい。



最高出力727ps、最大トルク1000Nmと、もはやスーパースポーツ並みのスペックを誇るM5だが、そのルックスは意外なほどに控えめに感じる。先代モデルの方がむしろ威圧感を放っていたようにも思える。

走りの方も市街地を低速で走る分には至ってジェントル。PHEVなのでEV走行もするのだが、その際にもリアルに合成されたV8サウンドが聞こえてくるのは、M社のこだわりが感じられて楽しい。

一度ムチを入れれば、極めて獰猛な加速と抜群にダイナミックなハンドリングが楽しめる。同時に快適性も明確にレベルアップした。日常から非日常まで深く長く付き合えるクルマだ。

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