2026.06.26

CARS

高松から淡路島へ! マセラティのツーリング・イベント「Amici di Maserati」を体験した 

当日は晴天に恵まれた絶好のドライブ日和。四国のオーナーたちはマセラティで隊列を組み、大鳴門橋を渡って淡路島を目指した。

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西日本を舞台にしたマセラティの大規模なツーリング・イベントが開催された。筆者がマセラティの高性能SUV、グレカーレ トロフェオで四国のオーナーたちとともに目指したのは瀬戸内海に浮かぶ淡路島だ。

69台ものマセラティが集結

1926年4月25日、マセラティの創業者のひとりであるアルフィエーリ・マセラティが、トライデント・ロゴを掲げた初のマセラティで、伝説的なシチリア島の公道レース、タルガ・フローリオに参戦した。アルフィエーリはこのレースで見事、クラス優勝。その後、ブランドの発展とともに、“三叉の槍”をモチーフにしたロゴが世界的に有名になったのは周知の通りである。 

このマセラティの記念碑的な出来事からちょうど100年。その節目を祝う大規模なツーリング・イベント、「Amici di Maserati(マセラティの仲間たち)」が5月24日に開催された。イベントに参加したのは120名のマセラティ・オーナーやメディア関係者ら。大阪、神戸、広島など西日本の6カ所のディーラーを出発点に、69台ものマセラティが当日の朝、ゴールとなるグランドニッコー淡路を目指したのである。



このイベントを取材すべく、私とカメラマンもツーリングに加わった。我々が合流したのは、マセラティ高松から淡路島へと向かうグループだ。当日の朝、少し早めにマセラティ高松に到着すると、午前9時の出発に合わせて、愛車を駆ったオーナーたちが次々と姿を見せた。集まった18台のマセラティは実に多彩で、スーパースポーツのMC20やグランドツアラーのグラントゥーリズモ、グランカブリオだけでなく、SUVのグレカーレやレヴァンテ、サルーンのギブリやクアトロポルテもあった。

マセラティ高松は四国で唯一のマセラティ正規ディーラーなので、ナンバープレートを見ると、地元・高松はもちろん、愛媛、徳島、高知と四国全県からオーナーが集まっていることがわかる。これだけのマセラティが一堂に会し、一斉に走り出そうとする光景はそれだけで圧巻だ。ちなみに私は、ディーラーでお借りしたグレカーレ トロフェオでツーリングに参加した。

目的地まではおよそ150km。高松自動車道を東へ進み、津田の松原SAでひと息入れた後、大鳴門橋を渡る。そして淡路島南PAを経由しながら、淡路島を北上してゴールを目指すルートだ。私が運転するグレカーレにはカメラマンが同乗し、道中、隊列を組んで走るマセラティを撮影することになっていた。そのため走行中のドライブモードは、主にコンフォートを選択。乗り心地がしなやかで、高速道路での直進安定性が高いためだ。だが、時に隊列から遅れを取った際にはスポーツモードに切り替えてみた。するとクルマの表情は一変し、530psを発生するV6ツインターボが力強い加速を披露する。グランドツアラーとしての快適性と、高性能SUVとしての実力を兼ね備えていることが、グレカーレ トロフェオの持ち味である。





ツーリングの途中、参加者に話を聞いた。「これまで3台のクアトロポルテを乗り継いできましたが、子供の手が離れたので、前から乗ってみたかったグランカブリオに昨年、思い切って買い替えました」というのは高松から参加した女性ドライバー。

一方、今年クアトロポルテからグラントゥーリズモに乗り換えたという徳島在住の男性は、「ストラディバリウスにたとえられるエンジン音がたまらなく好き。やはりマセラティは最高ですね」と熱く語る。 

目的地には正午前に到着。グランドニッコー淡路でのランチ会には俳優の速水もこみち氏も登場した。自ら運転するグレカーレで大阪・心斎橋から駆けつけたという速水氏は、このクルマを「エレガントでありながら力強さがある」と話し、会場を盛り上げる。また最後には抽選会やじゃんけん大会も行われ、会場は終始、和やかな熱気に包まれていた。

マセラティが生み出すのは魅力的なクルマだけではない。同じ価値観を持つ仲間との出会いや交流もまた、このブランドの醍醐味のひとつだ。「Amici di Maserati」というイベント名は、まさにこの日の光景を表していた。







文=永野正雄(ENGINE編集部)

(ENGINE2026年7月号)

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