フォルクスワーゲンが、SUVの「ティグアン」生誕20周年を祝う記念車“エディション20”を発表した。
ポロの“エディション50”に続くのはティグアン!
「ティグアン」は2007年の登場以来、世界で900万台以上を売り上げ、同グループの屋台骨を支えてきたいわば功労車への、感謝を込めた特別なモデルだ。

もともとは2006年11月、ロサンゼルス・ショーでコンセプト・カーとして披露され、その反響の大きさから市販化が決定。2007年のフランクフルト・ショーで初代モデルを発表し、同年に市場投入された。

車名はTiger、つまりトラとドイツ語でイグアナを意味するLeguanを組み合わせた造語。以来、2017年以降はグループ全体の最量販モデルの座を守り続け、2026年5月末までの世界累計販売台数は900万台を突破した。

今回の“エディション20”は、標準装備が充実しているティグアンの“ライフ”グレードをベースに、スポーティな“Rライン”のエクステリア・パッケージと、記念車ならではの専用装備を組み合わせた仕立てだ。
最大の特徴は、この特別仕様車のためだけに新規開発された専用ボディ・カラーの“メープル・レッド・メタリック”だが、それ以外にも専用装備は多岐にわたる。フロント・バンパーのトリムはボディ同色仕上げとし、ウインドウのトリムやドア・ミラー・カバーは光沢ブラックで統一。

Bピラーにはレーザー加工によるEDITION 20というロゴを配し、ドア開閉時にはこのロゴを路面に投影するウェルカム・ライト機能も装備。

ホイールは19インチが標準だが、20インチも選択可能だ。


インテリアには差し色となる赤のスティッチをダッシュボードやドア・トリム、シート、フロア・マットにあしらったほか、専用デザインのシート・カバーやEDITION 20ロゴ入りステアリング・ホイール、イルミネーテッド・スカッフ・プレートなどを装備。
パワートレインは110kW(150ps)の1.5リットルTSIエンジンをはじめ、“ライフ”グレードで選択可能な全パワートレインが用意される。

「ティグアン」は、2016年登場の2代目で車体サイズを拡大し、より上質な内外装と最新の運転支援システムを獲得。2020年には最高出力235kW(320ps)を発揮する「ティグアンR」もラインナップに加わった。

2024年に登場した現行の3代目は、新デザインの内外装や大型タッチスクリーンを核とした新世代コックピットを採用。TDIやTSIに加え、48Vマイルド・ハイブリッドのeTSIや、プラグイン・ハイブリッドのeハイブリッドまで幅広いパワートレインを搭載可能となった。現在は独ヴォルフスブルクのほか、メキシコ・プエブラ、中国・安亭の3拠点で生産され、日本を含む世界60カ国以上で販売されている。

この「ティグアン」の“エディション20”はドイツ本国ですでにオーダー受付がはじまっているが、日本市場への導入などについては今のところ公表されていない。

ちなみに先日、日本市場に導入された「ポロ」の生誕50周年を記念した“エディション50”は“TSIスタイル”(369万9000円〜)”をベースに専用車体色、17インチ・ホイール、シート・ヒーター、ディスカバー・プロといった装備を上乗せした上で386万9000円という価格設定だったから、ノーマルとこの“エディション”モデルの価格差は約17万円。
現行ティグアンの日本市場における価格は512万3030円〜684万2560円なので、どのパワートレインで導入されるかにもよるが、もし上陸するとすれば、500万円代半ば〜600万円代後半という価格帯に落ち着きそうだ。
文=上田純一郎 写真=フォルクスワーゲン
(ENGINE Webオリジナル)