2026.09.02

CARS

【三菱パジェロ発表(世界初公開)】上質なSUVブームの波に乗れるか?!フラッグシップモデルとして復活したビッグネーム

世界初公開された三菱パジェロ(5代目)

全ての画像を見る
2026年9月2日、三菱ブランドを象徴するモデルとしてパジェロを世界初公開した。歴代モデルで築き上げたパジェロらしさを受け継ぎながら、上質感が加わった5代目はライバルモデルの対抗馬となりうるのだろうか。

水平基調の内外装デザインで安定感と落ち着いた印象を演出

エクステリアは、安定感とパフォーマンスの高さを表す力強いフェンダー、歴代モデルから受け継がれるスクエアで塊感のある力強いプロポーションが特徴だ。



インテリアもエクステリアと同様に水平基調で、視認性に優れる2枚の14.3インチ(一部グレードでは12.3インチ)の大型モニターで構成されるモノリスディスプレイが目を引く。また、パジェロ 伝統の3連メーターを現代的に進化させたマルチメーターを含む、直感的なグラフィックスを採用しているのもポイントだ。



インストルメントパネルやドアトリムには、日本の伝統工芸 「木目込み」 に着想を得た縫製技法を施したソフトマテリアルを用いることで、フラッグシップモデルにふさわしい立体感と上質感を表現している。

3列シート7人乗りレイアウトの室内空間はフラッグシップモデルならではのゆとりを感じられる

室内は、シート配置と空間形状を最適化した3列7名乗車パッケージングにより、全席でゆとりある居住空間を確保している。



2列目シートは、150mmのロングスライドならびにタンブル機構を備え、乗降性と使い勝手を両立。3列目シートは、大人が着座したときにも余裕あるヘッドクリアランスを確保し、つま先がシート下に収まるよう足元のレイアウトも工夫している。



また、ウインドシールドガラス(フロントガラス)だけでなく前後のドアガラスにも遮音ガラスを採用し、静粛性に優れる室内空間を実現しているのもフラッグシップモデルならではの気づかいといえるだろう。

新型パジェロのオーディオはヤマハのプレミアムオーディオシステムを搭載

新型パジェロには、ヤマハと共同開発したプレミアムオーディオシステム 「Dynamic Sound Yamaha Ultimate(ダイナミックサウンド・ヤマハ・アルティメット)」 を搭載。



計12個のスピーカーとデュアルアンプに加え、車速に応じて音量や音質を自動調整しロードノイズの影響を低減するサウンド補正機能により、あらゆる走行条件で常に最高の音楽体験を楽しむことができる。

トライトンをベースにしたフレームとエンジンを搭載しているがトランスミッションは新開発

新型パジェロは、同社のピックアップトラックのトライトンに採用されているラダーフレームをベースとしているが、高張力鋼板(ハイテン材)の適用範囲の拡大などがされている。このフレームにより、高いねじり剛性と曲げ剛性を実現するとともに、優れた操縦安定性と耐久信頼性を確保している。



サスペンションは、フロントがハイマウント・ダブルウィッシュボーン式、リヤリアに新開発の5リンクリジッド式としている。このサスペンションの組み合わせにより、優れた路面接地性と高い悪路走破性を確保するとともに、自然なステアリングフィールとフラットで快適な乗り心地を実現。オンロードからオフロードまで、あらゆるシーンで安心感がある上質な乗り心地になっているという。

新型パジェロには改良された2.4リッターのクリーンディーゼルエンジンを搭載

エンジンは、トライトンに搭載する2.4リッタークリーンディーゼルエンジンをベースとしているが、ワイドレンジのシングルVGターボを新採用するなど改良が施されている。この改良により、最大トルクを10Nm向上させ480Nm(一部仕様は470Nm)とし、発進時から高速域まで力強くレスポンスの良い加速を実現する。



トランスミッションは、スムーズかつ滑らかな変速フィールを実現する新開発の8速ATを採用。オンロードからオフロードまで、ドライバーの意図に忠実な加速性能と優れた静粛性を両立している。

三菱が培ってきた四輪駆動システムを惜しみなく搭載する新型パジェロ

新型パジェロには、世界中の過酷な環境で磨き上げてきた 「SS4-II」 を継承しながら、新たに車両運動統合制御システム 「S-AWC」 を採用。パジェロの名に相応しいオールラウンドで高次元の走りを実現している。



「SS4-II」 は、走行シーンに応じて、以下の4つの駆動モードから選択ができる。
・2H(後輪駆動)
・4H(フルタイム4WD)
・4HLc(センターデフロック)
・4LLc(ローギヤ+センターデフロック)
これにより、オフロードでの高い走破性とオンロードでの優れた操縦安定性を両立している。

また、三菱独自の車両運動統合制御システム「S-AWC」を採用し、「SS4-II」、「AYC(アクティブ・ヨー・コントロール)」、「ASTC(アクティブ・スタビリティ&トラクション・コントロール)」、「ABS」を統合制御することで、ドライバーの操作や路面状況に応じて四輪の駆動力と制動力を最適化。優れた走行安定性と自然で意のままのハンドリングを実現する。



さらに、走行シーンに最適化した7つのドライブモード(NORMAL/ECO/GRAVEL/SNOW/MUD/SAND/ROCK) を設定。さまざまな路面状況において、誰もが安全・安心・快適に運転することを可能としている。

【10月1日から予約注文開始】新世代となったパジェロは国内外から注目されている

世界初公開された新型パジェロの発表会には、国内外から多くの人が参加していた。このことからも、パジェロは日本だけでなく世界的に注目されているモデルと言えそうだ。



気になるボディサイズは次のとおり。
・全長:4920mm
・全幅:1925mm
・全高:1910mm(20インチタイヤ装着車)
・ホイールベース:2870mm
・トレッド(前後):1630mm
・最低地上高:230mm
・アプローチアングル:30.4度(20インチタイヤ装着車)
・ランプブレークオーバーアングル:22.6度(20インチタイヤ装着車)
・デパーチャーアングル:25.8度(20インチタイヤ装着車)



トライトンをベースとした質感の高い3列シート7人乗りクロスカントリーSUVの新型パジェロ。その乗り心地や走破性能などが気になるところだが、実車に乗れるのはもう少し先になりそうだ。なお、日本国内では、10月1日から予約注文の受付を開始する。

文・編集=齊藤優太

(ENGINE Webオリジナル)
タグ:

advertisement



RELATED

advertisement