一体どれほどの読者が、これらの写真を見て、「J12」がフルリニューアルしたと気付くだろうか?シースルーバックに改められた裏側はともかく、ダイアル側は何も変わっていないように見える。メゾンのアイコンを生まれ変わらせるにあたり、シャネルは丁寧にオリジナルの姿をなぞらえながら、多くのディテールに手を加えた。デザインの変更点は、全体の実に70%以上に及ぶという。
例えばベゼル。外周の凹凸を小さく、また滑らかにして全体がスリムに仕立て直された。結果わずかに拡大したダイアルには余白が生まれ、気品を高めた。中央のレイルウェイは、5カウント毎の目盛りを拡幅。針は2トーンになり、アラビア数字のインデックスはセラミック製に。その書体も、若干手直しされている。こうした改良によって新生J12は、旧作と比してより穏やかでメリハリのある表情を手に入れた。また各コマを長く薄く改良したブレスレットも、一層エレガントな印象だ。
変えたのは、見た目だけではない。ムーブメントも刷新された。搭載するムーブメントは、ジュネーブのKENISSI社が製造を担う。2016年に設立された同社は、チューダー向けのムーブメントを開発・製造してきた。そこにシャネルが資本参加。クロノメーターの高精度で70時間駆動する新たな高性能キャリバー12・1を手に入れたことで、新生J12は、機械的な魅力も高めた。シースルーバックに姿を見せる新ムーブメントは、完璧な円と半円とを重ねたローターでシャネルの世界観を表し、新たな船出を祝す。
問い合わせ=シャネル(カスタマーケア)0120-525-519
無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。
無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。
advertisement
PR | 2025.02.27
CARS
これが最後の"天使の分け前" 純内燃エンジンのコンチネンタル GT…
PR | 2025.03.03
CARS
解良さん、アルカナの調子はどうですか? トミーカイラZZの生みの親…
2025.03.01
LIFESTYLE
ライカ史上最速! 最大30コマ/秒で追随するAF搭載の新機種、ライ…
2025.02.28
LIFESTYLE
フード・ライター小松めぐみが見つけた美味しいお店「日本料理 山崎」…
PR | 2025.02.26
CARS
これがレクサスLMの本命 6人乗りのversion Lにモータージ…
2025.02.26
LIFESTYLE
McLaren 750S SPIDER × HERMÈS スタイリ…
advertisement
2025.03.09
228psでポルシェ911カレラと同じ加速性能を誇るケータハム・セブン480に最終限定車が登場
2025.03.09
1ヶ月半悩んだ末に60回払いで買ったミニ・クーパーDクロスオーバー 25歳の彼女が「後悔しないように奮発」したそのワケは
2025.03.05
まだ注文できるBMWアルピナはあるの? 2025年内で終焉を迎えるBMWアルピナのコンプリート・カー事情
2025.03.12
「何をどうすれば、こんなに走りが良くなるのか?」BMWアルピナB3 GTに乗った自動車評論家の石井昌道は思わずこう叫んだ!
2025.02.14
「私なら門前払い」 ホンダと日産の経営統合破談会見を見て、国沢光宏氏(モータージャーナリスト)は何を思ったか