2019.05.23

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タグ・ホイヤー新作のシックなグラデーション・ブルーにもう首ったけ!/菅原茂が選ぶバーゼル新作4

バーゼル取材歴26年の菅原茂とENGINE編集部時計担当の中村光宏がお届けする、バーゼル新作コレクション。今回はこの夏の手元にうってつけのブルーウォッチ3本をお届けします。まずはタグ・ホイヤーの新作からご覧ください。

TAG HEUER/タグ・ホイヤー
オータヴィア キャリバー5 COSC

今年のタグ・ホイヤーは、その歴史に由来する「オータヴィア」の新世代コレクションが注目の的。ここ数年のモジュール式ケースでスケルトン・ダイアルを多用した「タグ・ホイヤー カレラ」とは打って変わって、ヴィンテージ回帰を示唆する新作は、アラビア数字を配したレトロ調のスモーキーダイアルが「顔」を演じる。その多彩なカラーの中でとりわけ魅力を放つのが洒落たブルーだ。


ヴィンテージのデザインとは対照的に、搭載ムーブメントは、先端のカーボンコンポジット製ひげゼンマイを装備した、COSC認定クロノメーターの最新自動巻き「キャリバー5」。ステンレススティール、ケース直径42㎜、100m防水。税別予価38万5000円。6月発売予定。問い合わせ=LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー Tel.03-5635-7054


ENGINE時計班の2人がリコメンド!

■菅原茂■過去と未来に連なる現在進行形のレトロモダン

一目見てイケると思ったのは、最も「安定流行中」の親しみやすいヴィンテージの雰囲気を上手に表現しているところ。ブルーセラミックのベゼルやマットな質感のスモーキーブルーダイアルの色使いもそうだ。しかし単に復古調が魅力的なのとは違う。歴史的な外観に隠れ、早くも未来の時を刻み始めたカーボン製ひげゼンマイを採用する最新機械式ムーブメントにこそ大いに注目したい。


■ENGINE編集部・中村光宏■「いい時計してるね」と言われること間違いなし!

今年のバーゼル随一の大型新人。鮮烈な色使いに惚れたクロノスイス、淡いブルーが美しいエドックスも欲しい! と思ったが、1933年に登場した初のホイヤー製自動車用ダッシュボード計器と同じ「オータヴィア」の名に心を動かされた。そんな時代の計器を彷彿させるアラビア数字やグラデーションのブルー文字盤はトレンドど真ん中。仲間に「いい時計じゃん!」と言われること請け合いだ。



こんなのもありました!
色々なブルーのバリエーションを楽しみたい。

CHRONOSWISS/クロノスイス
フライング・グランドレギュレーター
オープンギア レ・セック

ダイアルからケース、ストラップに至る全身これブルーの新作レギュレーターは、6時位置に配されたレトログラード式の秒表示が特色。ケースも44㎜に大型化して迫力満点。自動巻き。ステンレススティール、10気圧防水。世界限定50本。税別予価153万円。9月発売予定。問い合わせ=栄光時計 Tel.03-3837-0783


EDOX/エドックス
クロノオフショア 1 クロノグラフ 
オートマチック ファーマネント
シートゥースカイ リミテッドエディション

創業135周年を記念して“SEA TO SKY”をテーマに。このモデルは、スカイブルーダイアルで澄み切った空を表現し、1時、3時、5時にダイヤモンドをセット。自動巻き。ステンレススティール、ケース直径45㎜、5気圧防水。世界限定135本。税別予価45万円。7月発売予定。問い合わせ=GMインターナショナルTel.03-5828-9080


文=菅原茂

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