2019.06.04

WATCHES

菅原 茂が選ぶワン&オンリーの新作時計【ルイ・ヴィトン】

ワン&オンリーの個性をもった新進気鋭ブランドは、独自で展示会を開催するようになってきた今年。バーゼルほか、スイス内外で出会った刺激的なブランドたちを紹介します。

LOUIS VUITTON/ルイ・ヴィトン 

最高峰の技術を駆使した複雑時計は見応え十分

2002年に「タンブール」をもって時計に本格参入したルイ・ヴィトンが、複雑時計製造のスペシャリスト「ラ・ファブリック・デュタン」を傘下に収めてからの躍進ぶりには目を見張るものがある。日本で公開された最新のハイエンド・モデルに表現されているのは、時計専業ブランドに並ぶ高水準の技術だが、それも今や巨匠の域に達した。しかし、創あふれるデザインや美意識に行き渡るセンス、そして遊び心の精神は紛れもないルイ・ヴィトンの持ち味だ。




ヴォヤジャー ミニッツリピーター フライングトゥールビヨン ホワイトゴールド

丸と四角の中間という特異なケースにスケルトン化した最高峰の複雑ムーブメントを搭載。2つの複雑機構を搭載した腕時計としては最薄級の厚さ9.75㎜なのも特筆ものだ。手巻き、100時間パワーリザーブ。ホワイトゴールド、ケース直径42㎜、30m防水。税別3173万円(参考価格)




タンブール オトマティック スピン・タイム エアー ブルー

12個のキューブが順次回転して時間を示すスピン・タイムも誕生から10年。LOUIS VUITTONのアルファベットを配したキューブが透明な空間で回る、遊び心あふれる新作は、目にも楽しい。自動巻き。ホワイトゴールド、ケース直径42.5㎜、50m防水。税別646万円(参考価格)。



問い合わせ=ルイ・ヴィトン クライアントサービス  Tel.0120-00-1854


文=菅原 茂

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