12月7日と8日の2日間、姫路と淡路島を舞台に旧車のラリー・イベント、コッパディ姫路2019が開催された。参加車両は108台。1921年型のフィアット501Sなんていう戦前のクルマもあれば、1993年型のホンダNSXの姿も。1日目は姫路城をバックに大手前公園からスタートし、内陸の山間部を走って明石大橋を渡って淡路島へ。2日目はその逆というコース。
コッパディと名のつくイベントは、ほかにも小海、東京、京都があるが、共通するのは"本気の参加者"が多いこと。だから指定された時間通りに走る、タイム計測競技は真剣そのもの。ゆっくり走るときはいいが、長い距離を短時間で走り切らねばならないときは、旧車と言えどもアクセル全開で走る。
今回の姫路では、そうした競技区間の開催場所と時間をあらかじめ地域にアナウンスすることで、多くの観客を集めたこともあり、迫力ある旧車が眼前を走る姿に多くの人々が声援を送っていたのが印象的だった。それにしても、108台が大手前公園にズラリと並んだ景色は壮観。しかも参加者の嬉しそうな顔と言ったらない。年々少しずつ古いクルマの価格が上がっているとはいえ、やっぱり旧車人気、すごいです!
文=塩澤則浩(ENGINE編集部) 写真=山下亮一
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