ブランドのモダンクラシックを成す2つのコレクションに魅力的な新作を投入した今年、ラウンド型の「クリフトンボーマティック」では、5日間の長時間パワーリザーブを誇る高性能の自動巻きムーブメントのボーマティックにムーンフェイズやデイデイトなどの複雑機能を加えたモデルが仲間入り。グレーのグラデーションによるダイアルも新たな魅力を放つ。一方アールデコの流れを汲む長方形の「ハンプトン」もメンズとレディスで計3サイズのケースと、自動巻きおよび7年間連続駆動する新世代クオーツムーブメントをラインナップ。どちらもセンスが光る秀作だ。
12時位置の曜日、6時位置の日付とムーンフェイズが絶妙なバランスで調和するグレーのグラデーションダイアルが「クリフトン ボーマティック」ならではの上品でスタイリッシュな持ち味をさらに引き立てる。自動巻き、パワーリザーブ5日間。ステンレススティール、ケース直径42㎜、5気圧防水。税別予価47万5000円。10月発売予定。
長年人気を続けてきたレクタンギュラーウォッチの最新バージョンが今年登場。1920年代のアールデコスタイルを最も強く感じさせるのは、中2針でスモールセコンドを配したこのモデルだ。自動巻き。ステンレススティール、ケース縦48㎜×横31㎜、5気圧防水。税別27万5000円。
一目見て引き込まれたのが「クリフトン」の新しいセミコンプリ。ディテールは繊細で全体的に控え目な表情なのに、しっかりとした主張が感じられるところが絶妙。日付と曜日の表示の仕方や月を隠さず見せる独特のムーンフェイズ、そしてシックなダイアルカラーすべてが魅力的だ。
一昨年に満を持して発表された高性能ムーブメント「ボーマティック」。こちらの搭載モデルを拡充しているボーム&メルシエは、新たにムーンフェイズをリリース。ミニマルなデザインに優美な月齢表示のバランスは見事。これで高精度かつ5日間のパワーリザーブなのだからお買い得かと。
文=菅原 茂(時計ジャーナリスト)/前田清輝(ENGINE編集部シニア・エディター)
(ENGINE2020年7月号)
無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。
無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。
advertisement
2024.12.02
CARS
順調な開発をアピールか? マツダ次世代のロータリー・スポーツ、アイ…
PR | 2024.11.27
CARS
14年30万kmを愛犬たちと走り抜けてきた御手洗さんご夫妻のディス…
2024.11.24
CARS
これこそ本物のドライバーズ・カーだ! メルセデス・ベンツEクラスと…
2024.11.23
LIFESTYLE
森に飲み込まれた家が『住んでくれよ』と訴えてきた 見事に生まれ変わ…
2024.11.21
CARS
日本市場のためだけに4台が特別に製作されたマセラティMC20チェロ…
PR | 2024.11.21
LIFESTYLE
冬のオープンエアのお供にするなら、小ぶりショルダー! エティアムか…
advertisement
2024.11.25
アウディRS3、VWゴルフRと頂点を争うホットハッチ、メルセデスAMG A45が終焉を迎える
2024.11.27
20年前のクルマとは思えないほど良好なコンディション アルファ・ロメオ156 GTAに乗る湯浅洋司さん やっぱりエンジンが素晴らしい!
2024.11.25
G-SHOCKと青春を過ごしたすべての人に! 日本の伝統技術が生かされた64万9000円のG-SHOCK
2024.11.27
いま旬は、コンパクトなサイズ ケース直径36.5mmのグランドセイコー ヘリテージコレクション 44GS
2024.11.23
森に飲み込まれた家が『住んでくれよ』と訴えてきた 見事に生まれ変わった築74年の祖父母の日本家屋 建築家と文筆家の夫妻が目指した心地いい暮らしとは?