2020.08.14

LIFESTYLE

「虎ノ門横丁」にオープン! 2ツ星モダンスパニッシュ「スリオラ」の姉妹店「プランチャスリオラ」

6980円のコースの中に準定番として登場する「赤エビ(5尾)」2400円。ミソがたっぷり詰まった赤エビは駿河湾産。

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新規オープンの複合施設は最先端のグルメスポットが入っていることでも話題に。中でも気軽に楽しめる人気レストランの新業態店には、ぜひとも足を運びたい。


6月上旬に虎ノ門ヒルズにオープンした「虎ノ門横丁」は、人気店の味を予約なしで気軽に楽しめるグルメスポット。通路に面した26軒には、暖簾や看板はあっても「ドア」はないため、店内の様子が一目瞭然。中の様子につられて、ついハシゴしたくなる雰囲気だ。フロアに並ぶ店は、中華の焼物専門店やフィッシュバーガー専門店などどれも個性的。たとえば銀座の2ツ星モダンスパニッシュ「スリオラ」の姉妹店である「プランチャスリオラ」は、プランチャ(鉄板焼)に特化した店だ。


オーナーシェフの本多誠一氏によると、スペインの海辺には必ず鉄板焼の店があるそうで、「プランチャは素材の旨みを引き出すのにベストな調理法」。実は以前から本店のコースでもプランチャ料理を出していたのだとか。虎ノ門横丁にはアラカルトもあるが、初回はコースで味わうと魅力がわかりやすい。前菜とスープに続いて登場するプランチャは、赤エビやカニのスフレ、イベリコ豚など、約5品。基本の味付けは塩だが、スモークをきかせたものやスペイン伝統のロメスコソースを添えたものなど、変化があるのが楽しい。


パエリア鍋を使い、スペインのショートパスタ"フィデウア"を自家製スープとイカ墨で炊いた「イカ墨のフィデウア」2人前3100円(注文は2名〜)。スープとイカ墨の旨みが染みわたる。
メニューの約4分の1はテイクアウト可能。店内は鉄板前のカウンターとテーブルを合わせて29席。
オーナーシェフの本多誠一氏(右)とシェフの平田耕示氏。
巨大な提灯が横丁のシンボル。店舗はポップアップレストランや角打ちを含め26軒。個々の店だけでなく、横丁という集合体の魅力を楽しめるように設計されている。

■プランチャスリオラ(Plancha ZURRIOLA)
東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー3F 虎ノ門横丁 
Tel.03-6550-9607 
営業時間11:00〜14:00LO、17:00~22:00LO(土日祝21:00LO) 
不定休


文=小松めぐみ(フード・ライター) 写真=田村浩章


(ENGINE2020年9・10月合併号)

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