2020.08.01

WATCHES

PR

トム フォード/デザイナーの美意識を感じる薄くてシャープなブレスレット

いま着けたいのは、“物語” のある時計--。その興味深いストーリーを知るほどに魅力は深まるばかり。ここに現代の名品たちを主役にした珠玉の短編集を編んでみた。


N.001 ブレスレット/時計デザインの定番であるレクタングル(長方形)ケースを採用しつつ、全体の統一感を高めるために2桁表示のインデックスをきっちりと配置。優雅さと機能主義を巧みに融合させている。ストラップは着脱式になっており、ファッションに合わせて着せ替え可能。今年は着せ替え可能な薄型のメタルブレスレットが誕生した。クオーツ。ステンレススティール、ケース縦44×横30mm、3気圧防水。本体税別22万円、ブレスレット税別9万4000円。

TOM FORD

ファッションメゾンが時計を作ることは珍しいことではなくなり、 どんどん両者の垣根はなくなっている。しかしだからといって、完全に融合することは難しい。時計は太陽と月の動きから導き出された時間という概念を表現する"人類が生み出した最高峰の機械"である。もう一方は、"自己表現の道具"として洗練を重ねてきた衣裳文化の最先端。つまり時計とファッションは、伝統と革新をぶつけ合うライバルでもあるのだ。


トム フォードの時計はショーなどのランウェイでも、モデルが着用する。彼のデザインするファッションと時計は、常にシンクロしているのだ。

だからこそデザイナーズウォッチには価値がある。ファッション デザイナーが、時計文化の伝統に敬意を払って時計をデザインしたとき、時計とファッションは初めて融合するのだ。トム・フォード自身、かねてから着手したいと望んでいた「トム フォード タイムピース」が2018年にローンチした。刻々と変化するモードの世界との融合を考え、ケースはラウンドとレクタングルという伝統的なスタイルのみ。そしてストラップを変更可能にして、軽やかにファッションと結びつけるのだ。


今年は待望のメタルブレスレットが誕生。厚さ2mmという薄くて繊細なスタイルは、時計メーカーのモノとは一線を画しており、トム フォードの創造性を完璧に表現している。


問い合わせ=トム フォード タイムピース
Tel.03-4360-5608
https://tomford.jp/watches/

文=篠田哲生 写真=近藤正一


(ENGINE2020年9・10月合併号)

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録