ジャーナリスト39人とENGINE編集部員6名、計45人が、雑誌が創刊した2000年からの20年間で「一度は手に入れたい」クルマ20台を選び順位をつけた。選んだ20台についてと、「20年間のクルマをどう見てきて、この1台はどういう基準で選んだのか?」というテーマに答えてもらった。
迷うことなくデザインで選びました。この20年間でテクノロジーのトレンドは激変し、今も進行形なのに対し、デザインはレトロタッチつまり後ろ向きが主流になってしまい、新しさを感じないからです。今後もこの傾向は続くと思っており、20年間の優れたカー・デザインは今後も価値を持ち続けるのではないかと、グッドデザイン賞の審査委員を6年務めた経験も生かして選びました。
シトロエンのフラッグシップには、好事家たちから厳しい目が注がれる。しかし今なお多くのシトロエニストが、C6を愛用している。優雅なフォルムやハイドラクティブの乗り心地に言及せずとも、素晴らしいクルマだと確信する。
深海魚のような異様感溢れるデザインに、鉈を振り回すがごときストレート6の組み合わせ。1100㎏に対して360ps。蛮勇なスポーツカーを作らせたらやはり英国に勝つものはないと実感。こんな時代だからこそ猛者ぶりが懐かしい。
初期型のデザインが凄すぎて途中でおとなしくなった。実用車ではあり得ないストーリーだけど、500も手掛けたロベルト・ジョリート渾身の一作と認めたくなる。乗るとあの形のすべてに意味があると理解できるところがまた凄い。
これに乗って働いているフランス人は幸せだと思ったものだ。右ハンドルや両側スライドドアやATなど日本市場への適応度も評価したい。
トヨタ・エンジンのロータス。一種の疑念をシリーズ2は払拭した。異次元の軽さと絶大な信頼性の融合が、エリーゼを新たな地平に導いた。
単なるセルフカバーじゃなかった。真剣にモダン・スポーツを目指していた。しかもフランスらしさ満載。生まれてきてありがとうと言いたい。
ジウジアーロのスタイリングに華麗なインテリア。自然吸気フェラーリV8とトランスアクスル。いまなお極上のイタリアンGTだと思う。
前輪駆動2ボックスからミドシップ・スポーツを生み出した5ターボの革命を、21世紀に再びやってのけたことだけでも拍手を送りたい。
ジウジアーロのフォルムは、その後のアルファがレトロ路線に転換したこともあり、いまだ鮮烈。懐の深い足さばきもまたアルファそのもの。
1800ESの雰囲気を上手に取り込んだスタイリング、フローティング・センタースタックを核にしたインテリア。北欧の粋を満喫させてくれた。
ミニバンをここまでカッコよくしたシトロエンの独創性には脱帽。リアにハイドロ由来のエアサスを備えた独特の走りもまた捨てがたい。
手頃な価格の実用車でありながらリア・エンジンならではの走りが満喫できる。共同設計のスマートがEV化しつつあることで価値が高まった。
どうしても初代に目が行ってしまうが、デザインは2代目も凝っているし、メカは着実に進化している。足として使い倒すならこちらが上。
そこにあるだけでうっとりする日本車の最右翼。オリエンタルビューティ。今や貴重な大排気量V8自然吸気が選べるところもアドバンテージ。
初代Yとは違う方向でイタリアの小さな宝石を表現した技は、ブランドによらず評価すべき。
その後のポルシェがすべて911風になったので、未来を見据えたデザインが今も新鮮に映る。
現行型の4コントロールも凄いが、挑発的な走りを流麗なクーペに秘めた先代にも惹かれる。
SHINARI直系の魂動デザインは今でも思わず振り返る。ディーゼルMTヨンクが選べるのもマル。
今のジャガーはこのデザイン革命があってこそ。それでいて走れば猫足そのものなのが嬉しい。
C30をSUVで蘇らせたような存在。センスの良い遊びの奥に北欧ならではの安心感が宿る。
文=森口将之(モータージャーナリスト)
(ENGINE2020年9・10月合併号)
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