2026.03.22

CARS

「服でいうならバラクータとか、バブアーみたいな感じ」日本を代表するファッショニスタ、鴨志田康人さんの愛車の条件はユースフルなこと

なるべくシンプルなものが好きなんです。これまでは4ドア・セダンが好きでボルボ、BMW320i、プジョー505、マセラティ・クアトロポルテなんかを乗り継いできました。

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ファッション・ディレクター、鴨志田康人さんが選んだのは、ミニクーパーSD5ドア。国内外の数々のブランドに携わる、日本を代表するファッショニスタに、こだわりと愉しみ方を訊いた。

シンプルなものが好き

「僕はスーツ畑ではあるけど、ドレス・アップするタイプではないので、ドレス・ダウン、カジュアル・アップくらいのスタイリングがちょうど良い。その点でもMINIは自分のワードローブにすごくぴったりなタイプだと実感しています」

エンジンはEuro 6d対応の2リッター直4DOHCディーゼル・ターボで最大出力170psを発生。トランスミッションは8速ATとなる。「最初から黒狙いでした。明るい色より服装に合わせやすいですしね。これがもし白とかシルバーしかなかったら買わなかったと思います(笑)」

そう語るのは、自身のブランド『カモシタ』を筆頭に、『ユナイテッドアローズ』のクリエイティブ アドヴァイザー、日本における『ポール・スチュアート』や『フェリージ』のディレクターなど内外数々のブランドに携わるファッション・ディレクターの鴨志田康人さん。

そんな鴨志田さんの愛車はボディやホイールだけでなくバッジや内装もすべて黒一色に彩られたMINIクーパーSD5ドアだ。

「基本は純正のままですが、リアのエンブレムの筆記体が好みではなく、外してもらいました。本当はフロントのSのマークも黒く塗ろうかなと思うくらいです。あとバックミラーのユニオンジャックも無くせるか?って聞いたんだけど、それはさすがに無くせないと言われました」

第3世代MINI、第3のボディ・タイプとして2014年に登場した5ドア。鴨志田さんのMINIクーパーSD5ドアは2024年型で、大型グリル、新型LEDヘッドランプ&テールランプを採用したマイチェン後のモデルである。

実は鴨志田さんは、ネイビーのクラブマン、エニグマ・ブラックの5ドアと2台のMINIを乗り継いできた。しかし昨年MINIがフルモデルチェンジをすると聞き、慌てて在庫を確認してこのクーパーSD5ドアを手に入れたのだという。

「なるべくシンプルなものが好きなんです。これまでは4ドア・セダンが好きでボルボ、BMW320i、プジョー505、マセラティ・クアトロポルテなんかを乗り継いできました。中でも一番好きだったのは505。クアトロポルテは四角いガンディーニのやつです。あれも大好きだったけど、プジョーともども、めっちゃ壊れて維持費が大変だったんで諦めました(笑)」

ユースフルであること

では、なぜそこまでMINIに魅せられたのだろうか?

「ユースフルであることですね。仕事柄クルマには毎日乗ります。荷物もあるし、1日で3~4箇所は回る。となるとMINIは道具としてのサイズ感も使い勝手もいいんです。あとは見た目の完成度の高さ。どんなシチュエーションでも合う、ケレン味がない誰にでも好まれるクルマ。しかも壊れなく便利で見た目にも遜色ない。英国の服でいうならバラクータとか、バブアーみたいな感じかな。決して目立つわけじゃないけど、ずっとそばにいて便利で何にでも合う……。そんなところが、MINIの良さだと思うんです」

MINIクーパーSD 5ドアは、リアに服などを満載した仕事の足のほか、週末にはゴルフのお供として年間3万kmくらいのペースで距離を稼いでいるそうだ。「イタリア人の友達も何人か持っているけど、“便利、街乗りに最高”ってみんな言います。トラディショナルというか、廃れない良さがあるんですよね」

その言葉のとおり鴨志田さんにとってMINIは道具そのもの。この日もリアシートを倒したラゲッジルームは、多くのジャケットや靴などの“仕事道具”で溢れていた。

「とにかく毎日23区を走っています。その点ディーゼルはいいですね。一般道ばかりでも16~17km/リッターくらい走る。飛ばしたい時はスポーツモードにすればいいし、本当にストレスフリーです。僕にとってクルマに乗る楽しさは“音”ですから、自分で編集したプレイリストを流しながら乗っていますよ」

文=藤原よしお 写真=岡村昌宏

(ENGINE2026年1月号)

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