宿泊や食事以外も魅力的な〝ライフスタイルホテル〟が、世界規模で増加中。その要注目ブランドのひとつが、今秋アメリカから上陸した「エディション」だ。
高いデザイン性と個性をもつ〝ライフスタイルホテル〟は、ホテル業界の世界的なトレンド。日本では2014年の「アンダーズ東京」の開業以降、17年に「モクシー・ホテル」、18年に「ハイアット セントリック」と、外資系ブランドが次々に進出。こうしたホテルにはたいてい魅力的な共有エリアが設けられているため、サード・プレイスとしての機能やゲストの交流が生まれ、付加価値の創造に繋がっている。
この点に関しては、10月に日本初上陸を果たした〝ラグジュアリーライフスタイルホテル〟ブランド「エディション」も然り。そもそも「エディション」をプロデュースしたイアン・シュレーガーは、1980年代に「モーガンズニューヨーク」などのデザインホテルをヒットさせ、ホテルのロビーに社交場的な魅力を付与した仕掛人。人々を惹きつける共有エリアづくりは、まさに彼が得意とするところだ。
実際に「東京エディション虎ノ門」を訪れてみると、ロビーとバーとレストランが連続的にレイアウトされた31階は、様々な植物に囲まれながら都心の眺望を楽しめる洗練の空間。来年は英国のスターシェフ、トム・エイキンズが指揮するスペシャリティレストラン「ジェイド ルーム + ガーデン テラス」が31階に、「ゴールド バー アット エディション」が1階にオープン予定で、料飲施設のさらなる充実が図られているという。建築家の隈研吾氏が手掛けた空間のテーマは、共有エリアが「動」なら、客室は「静」。「静」と「動」のメリハリの利いた過ごし方ができることこそ、このホテルに滞在する醍醐味と言えそうだ。
■東京エディション虎ノ門
東京都港区虎ノ門4-1-1 Tel.03-5422-1600 https://www.editionhotels.com/tokyo
文=小松慧(ライター)
(ENGINE2021年1月号)
無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。
無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。
advertisement
PR | 2024.11.21
LIFESTYLE
冬のオープンエアのお供にするなら、小ぶりショルダー! エティアムか…
2024.11.21
CARS
日本市場のためだけに4台が特別に製作されたマセラティMC20チェロ…
PR | 2024.11.06
WATCHES
移ろいゆく時の美しさがここにある! ザ・シチズン の新作は、土佐和…
2024.10.25
LIFESTYLE
LANCIA DELTA HF INTEGRALE × ONITS…
2024.11.19
WATCHES
エンジン時計委員、菅原茂のイチオシ 世界限定1200本! グランド…
2024.11.01
CARS
これは間違いなく史上最速のウルスだ! プラグイン・ハイブリッドのウ…
advertisement
2024.11.16
こんなの、もう出てこない トヨタ・ランドクルーザー70とマツダ2 自動車評論家の渡辺敏史が推すのは日本市場ならではの、ディーゼル搭載実用車だ!
2024.11.15
自動車評論家の国沢光宏が買ったアガリのクルマ! 内燃エンジンのスポーツカーと泥んこOKの軽自動車、これは最高の組み合わせです!
2024.11.15
GR86の2倍以上の高出力 BMW M2が一部改良 3.0リッター直6ツインターボの出力をさらにアップ
2024.11.16
ニスモはメーカーによる抽選販売 日産フェアレディZが受注を再開するとともに2025年モデルを発表
2024.11.16
【詳細解説】320iセダンと420iクーペがドライバーズカーである理由を、自動車評論家の菰田潔が語る なぜBMWは運転が楽しいクルマの大定番なのか?