複雑に機能する時計のムーブメントは、もはや小宇宙といっても過言ではない。スーパースポーツカーにとってエンジンが大切なように、時計選びもエンジン=ムーブメントがキモなのだ!
ローラン・フェリエは、少量生産で通好み機械式高級時計を手掛ける独立系の新進気鋭ブランド。10周年を記念する新作の「クラシック オリジン グリーン」は、原点回帰を思わせる端正なデザインが特徴だ。絶賛されたデビュー作「クラシックトゥールビヨン ダブルスパイラル」に立ち返ったそのデザインは、滑らかなラインを描くケースやシンプルなダイアルが格別の味わいを醸す。今回はトゥールビヨンを搭載しないが、80時間パワーリザーブの手巻きムーブメントは、高級時計の最高基準の仕上げが施され、これまた絶品だ。
各社がトゥールビヨンの凝った見せ方を競った2010年当時、ダイアル側か らはあえて複雑機構を見せず、この新作のようなシンプルでクリーンなデザインを貫いたローラン・フェリエの美的センスを称賛した人は少なくない。クラシカルでエレガントなスタイルこそがタイムレスなのだ(カタカナだらけだが)と実感した次第。
ダイアル同様に優雅さが漂う美麗なムーブメント。シンプルなれど、各ブリッジの面取りは手仕事で磨き仕上げられ、ネジの頭部分も鏡面仕上げが施されている。そして、ブランドの特徴ともいえるロングブレード・ラチェット機構を採用し、巻き上げの際に心地よい感触と繊細な作動音が楽しめるのも大きな魅力だ。
文=菅原 茂/前田清輝(ENGINE編集部)
(ENGINE2021年1月号)
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