BMWの電動モデル専用ブランドである「BMW i」からニューモデル「iX」がデビュー。その予約受注がBMWオンライン・ストアで開始された。





この新型車は、2018年に公開されたコンセプト・カーの「ヴィジョンiネクスト」から発展したBEV(電池のエネルギーのみで走る電気自動車)のSUV、つまりBMWでいうところのSAV(スポーツ・アクティビティ・ヴィークル)タイプのEVだ。
シャシーはアルミ・スペースフレームとカーボン・ケージにより軽量化が図られ、ボディは空力設計の最適化でCd=0.25を達成している。第5世代を謳う電動パワートレインは高効率化を追求。2基の電気モーターは合算で500ps以上を発生し、0-100km/h加速が5秒を切るいっぽうで、100kWh以上の電池容量により600km以上の航続距離を確保している。また高速充電に対応することで、10分で120km相当の電力の補充が可能で、残量10%から80%までは40分で充填できるという。




3000mmというホイールベース以外、詳しいボディ・サイズは明らかになっていないが、Bリリースでは、X5の全長および全幅、X6の全高、X7のホイール・サイズによるパワフルなプロポーションと説明されている。すなわち、アウディeトロンとがっぷり四つに組むポジションを想定していることは想像に難くない。実写映像を見ると、ルーフは長く、リアウインドウは立ち気味で、後席の居住性や荷室の積載能力はかなり優れたものになりそうだ。乗車定員は5名となっている。
日本での納車開始は今秋以降を予定しており、予約特典として日本導入時に早い段階での納車が約束される。



文=関 耕一郎
(ENGINEWEBオリジナル)
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