時計ジャーナリストが選ぶ"これぞ"の1本! コロナ禍の影響で時計フェアは軒並み中止になったものの、魅力的な新作が数多く発表された2020年。その中から時計ジャーナリストが選んだ"本気で欲しい!"と感じた傑作モデルとは?
打ち合わせやインタビュー取材までテレワークとなり、ますます引きこもりがちなライター稼業。自宅では腕時計を外す習慣のため、外出の自粛は時計着用 の減少に直結する。久々に腕にすると、長年の愛用時計が少し重く大きく感じてしまった。
そんなコロナ禍で試着した新作の中で「あ、これいいかも」と直感したのがケース直径36㎜のクロノマットである。スイスのブライトリング本社はレディースと謳っているが、やや腕が細めの私にはジャストサイズ。半年ほど前に発売 されたメンズの新「クロノマット B01 42」と同様、ルーローブレスの快適な装着感は特筆もので、シンプルなルックスにホッとするような好印象を受けた。
アイコニックなライダータブは入れ換えこそできないものの、ベゼルを回す際の指掛かりとなり、通常の分目盛りとして機能する。メンズのクロノマットはフラッグシップとして進化を続けることが宿命だが、願わくば「クロノマッ ト オートマチック36」には、このサイズの永久定番=ロレックスの「デイトジャスト 36」のように、変わらずにいてほしい。
ちなみに本来は女性のためのデザインだから、ペアはもちろんシェアも可能だ。後者の場合、自分専用モデルと違って、パートナーから"購入の許可"が出やすい点も大きなアドバンテージとなる。
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