キャデラックの新しいコンパクトSUV、XT4が日本市場へ導入された。前輪駆動(FF)ベースの「E2XX」プラットフォームを用いる、キャデラックとしてはもっとも小さいSUVだ。
全長×全幅×全高は4605×1875×1625mm。アメリカ・ブランドの車種ではよく見られるが、BMW・X1やメルセデス・ベンツGLA といったXT4が属するCセグメントのライバルたちと比べるとボディ・サイズはひと回り大きい。2775mmのホイールベースもこのクラスでは長めの設定だ。これにより、クラス・トップレベルの後席レッグ・ルームを実現。また、ラゲッジルームは通常時637リッター、最大時1385リッターという大きな容量を作り出すことに成功している。
パワートレインは2.0リッター直4ターボで、ターボラグ低減とスロットル・レスポンス向上のためツインスクロール・ターボを装備。最高出力は230ps/5000rpm、最大トルクは350Nm/1500-4000rpmを発生するユニットだ。低負荷時には2気筒を休止し、燃費性能の改善を図る気筒休止機能も備わる。
トランスミッションは9段AT。4輪駆動システムにはツインクラッチ式を採用。これは前後だけでなく左右後輪への駆動力配分を可変させることで、安定性や旋回性能を高めるほか、状況に応じて後輪への動力伝達を遮断し、燃費性能の向上にも寄与する。
グレードは、「プレミアム」「スポーツ」「プラチナム」の3タイプ。通信機能による自律ルート案内や最新地図の取得が可能クラウドストリーミング・ナビや、13スピーカーとノイズ・キャンセル機能を備えるボーズ製オーディオを全車標準装備。先進安全装備の内容は充実しており、スポーツとプラチナムの上位2機種には後部自動ブレーキとアダプティブ・クルーズコントロールが加わる。また、スポーツには減衰力可変ダンパーや運転席の電動調整式サイドサポート、またプラチナムには電動サンルーフが専用装備される。
価格はプレミアムが570万円、スポーツが640万円、プラチナムが670万円となっている。
文=関 耕一郎
(ENGINEWEBオリジナル)
無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。
無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。
advertisement
2025.09.16
CARS
ただ走るためだけに! 車重600kgで250馬力超!【限定35台】…
2025.09.14
CARS
8台のスポーツカーと7台のバイクが並ぶ理想のガレージ! 最初の1台…
PR | 2025.09.12
CARS
【大阪・参加者募集】マセラティ最新モデルの特別試乗会を開催! 人気…
PR | 2025.09.12
CARS
GRヤリスの進化をサーキットとダートで実感!「GR YARIS ×…
2025.09.13
LIFESTYLE
狭い旗竿地に理想の我が家を建てる方法とは? 雰囲気のある家具や照明…
2025.09.10
CARS
【速報!】849は何を意味する? 新型フェラーリ『849テスタロッ…
advertisement
2025.09.14
8台のスポーツカーと7台のバイクが並ぶ理想のガレージ! 最初の1台はフェラーリ360モデナ、ただ眺めるだけで心がワクワクした
2025.09.10
1位はなんと意外なあの国産車!? モータージャーナリストの飯田裕子の「身銭を切ってでも欲しいクルマのランキング」尊敬できる暮らしの道具のようなクルマです!
2025.09.14
設計のコンセプトはワイド&ロー どこからでもスーパーカーを眺めて暮らせる「スポーツカーのような家」 ポイントは天井の高さにあり!
2025.09.14
外車に多いDCTとは?デュアル・クラッチ・トランスミッションのメリット・デメリットもあわせて解説
2025.09.07
初めての高級時計はどれがいい?選び方のポイントや長く使うためのコツを解説