アウディはコンパクトSUV、Q5/SQ5のフェイスリフト=マイナーチェンジ・モデルを日本市場に導入した。新型は外観のデザインとインフォテインメント・システムを変更するとともに、マイルド・ハイブリッド(MHEV)仕様を新たに設定している。
現行型Q5は2代目で、2016年のパリ・モーターショーでお披露目され、日本には2017年に登場した。今回の改良では、フロントまわりのデザインを大幅に変更。上部にデイタイム・ライトを組み込んだ新形状のヘッドライトや、フレームを細くし幅広くなったグリル、開口部を広げた左右のバンパー・グリルなどによりイメージを一新。サイド・シルやリア・エンドにはクロームのパーツが加えられ、テールライトも新規デザインとなっている。
室内では、インフォテインメント・システムが最新世代の「MIB3」に更新。ダッシュボード中央のディスプレイは10.1インチにサイズアップしたタッチパネルになり、音声入力は「ヘイ、アウディ」との呼びかけで起動するようになった。また、通信モジュールはSIMカードではなく、機器内蔵型のeSIMを採用する。
グレード展開は、Q5はベーシックな「アドバンスト」と、スポーティな「Sライン」の2タイプで、SQ5はモノグレード。主な識別点はグリルで、アドバンストは横桟にクロームの縦ラインが入り、SラインとSQ5はそれぞれ形状の異なるハニカムメッシュ形状となる。
パワートレインは従来通り、Q5は出力が249ps/370Nmの「45TFSI」と呼ばれるガソリンと204ps/400Nmを発生する「40TDI」ディーゼルの2種類でどちらも2.0リッター直4ターボ+7段DCT(デュアルクラッチ式自動MT)。またSQ5は354ps/500Nmの3.0リッターV6ターボ+8段ATを搭載する。Q5はベルト駆動式オルタネータースターターと12Vリチウムイオン・バッテリーを組み合わせるMHEV仕様になった。
駆動方式はいずれも4WDで、ハンドル位置はQ5が右、SQ5は右か左が選択できる。価格は、Q5が40TDIクワトロ・アドバンストの681万円〜45TFSIクワトロSラインの788万円、SQ5の915万円。
文=関 耕一郎
(ENGINEWEBオリジナル)
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