「限定」には魔力がある。数量限定や限定仕様の特別モデルを手に入れられる幸運者は全世界でもまさに限られている。チャンスはそう多くない。欲しいと思った時がまさに買い時。レギュラー品とは違う限定モデルを楽しむなら、今だ!
毎年何かしらアニバーサリー限定モデルが発表されている。およそ100年から200年の長い歴史を刻む老舗が多い時計の世界では、ブランドの創業年や重要な時期、あるいはエポックメイキングな名作にまつわる「周年記念」モデルを作りやすいが、それらは、ブランドの歴史を誇らしく表現したものになるから、記念に恥じない力のこもった品に仕上げられるのがふつうである。
時計好きがアニバーサリー限定モデルに期待するのは、そうしたブランドの意気込み。気合十分な1回限りのレアモデルだからこそ時計好きの所有欲を刺激するのだ。
以前なら既存モデルに少々手を加えた限定モデルもけっこう目立ったが、さすがに最近は違う。意気込みが凄い。国産では「キングセイコー」のデザイン復刻や、なんと1000万円超えの「グランドセイコー」まで登場。ストラップにもポロの世界を反映するジャガー・ルクルトの「レベルソ」もお見事。それぞれのストーリーを楽しむのも一興だ。
色や素材だけでなく、新たな時計そのものも登場するのがアニバーサリー限定の面白いところ。なかでも初めて復刻された「キングセイコー」は、ケースだけでなく尾錠まで当時の姿を再現するこだわりぶり。また、誕生90周年の「レベルソ」においては限定モデルが続いて登場しそう。4月のウォッチズ&ワンダーズが楽しみだ。
文=菅原 茂/前田清輝(ENGINE編集部)
(ENGINE 2021年4月号)
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