エンジン編集部の長期リポート44号車/メルセデス・ベンツ300TE(1992)
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雑誌『エンジン』に掲載された編集部の長期リポートの44号車、メルセデス・ベンツ300TE(1992年型)の過去13年間分の記事をWEBで再掲載している連載です。毎週水曜日12時更新。今回は走行距離が30万8600kmの2020年11月号のリポートです。
同好会に参加しました!仲間募集中です!
7月某日、44号車と同じメルセデス・ベンツのミディアム・クラスを愛するオーナー達が、密にならない程度に集合するイベントが開催されたので、マスクをして参加した。横浜の集合場所に到着すると、いわゆる124型のメルセデス・ベンツが20台も集まっていた。
主催者は大竹永晃さん。20代の頃からずっと憧れていたW124型メルセデス・ベンツのオーナーズ・クラブに入ろうと思ったが、意外にも現在はなかったので“では、自分が幹事役をやろう!”と決意し、今年1月24日に「メルセデス・ベンツW124クラブ・ジャパン」を立ち上げた。
「2000年から2010年までは、W124専門クラブがあったんですけどね。いまは活動しているクラブがないので、自分がやろうと思いました。目的はトラブル対策などの情報共有です。メンバーはフェイスブックなどのSNSで募集したり、44号車のイベントがあったときに声をかけて集めました」
大竹さんはこの日に乗ってきた300E(1989年)のほかに、E320ステーションワゴン(1994年)を愛する“124型メルセデス・ベンツ2台持ち”だ。
「E320ステーションワゴンは230E(1986年)からの乗り換えになります。初めてのメルセデス・ベンツは2006年に買った220E(1993年)です」
なんでそんなに好きなんですか?
「若い頃から憧れていたクルマなんです。自動車雑誌に“品質が高い”とか、“部品を交換すれば新車になる”とか書いてあって、本当なんだろうか? 自分も感じてみたいと、ずっと思っていました」
国産車から220Eに乗り換えた大竹さん。220Eの高い剛性感、それによる安心感に驚いたという。
「ペダルの重さにも驚きましたけどね(笑)。とにかく、W124にすっかり魅せられてしまいました」
残念なことに220Eは追突事故に遇い、手放すことになった。
「しばらくC180(W203)に乗っていたんですが、ヤフオクで230Eを見つて落札しました」
230Eはサッコプレートのない初期型で新しい発見があったという。
「初期型の方がスポット溶接の数が多かったり、シートの構造が複雑だったりと手がかかっているんです」
この日乗ってきた300Eも初期型なのは、大竹さんが初期型を極めたいと思ったからだという。
大竹さんの“血中W124濃度”の濃さに驚いていると、ここに集まった人たちも負けず劣らずのツワモノだった。兄が260E、弟が500Eに乗る村山達哉・雄哉兄弟、E320ワゴンのオーディオ・アンプに真空管を使っている本多勉さんなどなど、こだわりの愛車たちの集まりだったのである。
メンバーは現在も募集中。フェイスブックで「MERCEDES-BENZ W124-CLUB JAPAN」を検索してください。
※集まった人達へアンケートを行った。写真のキャプションがその答えである。1お名前、2車名、3購入時期、4走行距離、5気に入っているところ、6痛かった思い出。
文=荒井寿彦(ENGINE編集部) 写真=茂呂幸正
■44号車/メルセデス・ベンツ300TE(1992)
Mercedes-Benz 300TE(1992)
購入価格 168万円
導入時期 2008年9月
走行距離 30万8600km
(ENGINE2020年11月号)
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連載 エンジン編集部のちょっと古いメルセデス・ベンツ300TE(1992) 長期レポート
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