2022.09.19

CARS

ヤフオク7万円25年オチのシトロエン、いよいよ板金作業開始!!【シトロエン・エグザンティア(1996年型)エンジン編集部員の長期リポート#8】

エンジン編集部員が連載でお伝えするシトロエン・エグザンティアのレストア・リポート!

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こういうクルマはボロボロのまま乗るのが一番格好悪い

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ルーフやボンネット、トランクなどのクリア塗装が剥げてしまったところは、ただ上から塗り直すのではなく、しっかり下地まで削り出して再処理後、リペイントしている。こうしておかないと、また時間が経つにつれ、剥げてしまうことが多いからだ。僕はエグザンティアをあくまで日々の実用車として乗るつもりだし、雨の日も風の日もがんがん走らせたいから、ここはしっかり仕上げてもらった。逆に側面など一部は板金後、下地を活かして上から塗装している部分もある。この辺りの判断は予算の範囲内ですべてお任せした。

なお、前後バンパーなど樹脂の部分は、当初はサンド・ブラストで一皮むいてしまい、新車当時の雰囲気に近い仕上げにすることも考えていた。けれど「どうしても樹脂は時間が経つと白っちゃけてくる。それはみっともないから塗装した方がいい。こういうクルマはボロボロのまま乗るのが一番格好悪い。きちんと仕上げれば、すごく洒落たクルマになるんだから」というカークラフトの篠原さんのアドバイスもあり、できるだけオリジナルの樹脂の素材感を残しながら、黒くペイントすることになった。

板金塗装がスタートしてから約4カ月後の10月23日、ほかのクルマの作業もあって時間は掛かったが、ようやくエグザンティアは仕上がり、カークラフトへ戻ってきた。傷もへこみも一切なくなり、ボディ・サイドのシャープな美しいラインが復活。ルーフもボンネットもトランクも艶々だ。

とはいえ、中身は何も変わっておらず、多くの不具合を抱えたままである。次回は板金の間に発注していたパーツについてや、外した部品の再組み付け、そして次のステップへ向けての準備作業をリポートする。

■CITROEN XANTIA V-SX
シトロエン・エグザンティアV-SX
購入価格 7万円(板金整備を含む納車時までの支払い額は213万9326円)
導入時期 2021年6月
走行距離 15万9247km(購入時15万8970km)

文=上田純一郎(ENGINE編集部) 写真=岡村智明/カークラフト

(ENGINE WEBオリジナル)

◆前の記事
ヤフオクで7万円で買った25年オチ過走行のシトロエン いざ点検したら不具合カ所が続出!!(汗)【連載 シトロエン・エグザンティア(1996年型)長期リポート#7】

◆過去の連載一覧
エンジン編集部員がヤフオクで買ったシトロエン・エグザンティアの長期リポート!

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