2022.10.22

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ハイビートで歴史的モデルを復刻したロンジン【新世代「ダイバーズウォッチ」最前線】

ハイビート・ダイバーズウォッチ、ロンジン ウルトラ-クロン

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複雑機構からSDGs素材まで、機能も素材も新時代に突入し、多様化するダイバーズウォッチの最前線を探るシリーズ。プロフェッショナル・ユースのスペックを備えながら、日常的なファッション・アイテムとしても使える。そんなダイバーズウォッチにENGINEは着目する。今回は、超高速振動、超高精度のダイバーズウォッチ、ロンジンのウルトラ-クロンを紹介しよう。

歴史的モデルを現代のエンジニアリングで復刻!

ダイバーズウォッチに付属する回転ベゼルは潜水中の経過時間を知るための重要なツール。しかし時計自体が正確に作動していなくてはこの回転ベゼルの情報も役に立たない。そのため本格ダイバーズウォッチには衝撃や外乱に強く、安定した高精度を維持するムーブメントがしばしば用いられてきた。トゥールビヨン、ハイビート、GPS、方法は違っていても、21世紀のダイバーズが目指すものは同じだ。

ロンジン ウルトラ-クロン
1968年に発表されたハイビートムーブメントによる高精度ダイバーズウォッチ「ウルトラ-クロン ダイバー」を復刻。オリジナルと同様の3万6000振動ながらシリコン製ひげゼンマイで性能の向上を図ったり、回転ベゼルにサファイアクリスタルのインサートを用いるなど現代の先端技術を投入。ムーブメントだけでなく時計全体で精度検査を行うTIMELABのクロノメーター認証も取得する。自動巻き。ステンレススティール、ケース直径43mm。300m防水。51万1500円。

オリジナルモデルは、3万6000回の高速振動で月差1分、日差2秒というクオーツ登場以前に最高峰の精度を実現。

文=菅原 茂

(ENGINE2022年9・10月号)
※価格は雑誌掲載時のものです。

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