雑誌『エンジン』の大人気名物企画、「エンジン・ホット100ニューカー・ランキングス」では、42名のホット100選考委員の自動車評論家と編集部員のそれぞれが、編集部で作成した「現在日本で買える新車リスト」全338車種の中から、2022年の「今だからこそ買いたい」と考える20台に投票し、順位をつけた。
ここでは、選出されたクルマを価格帯別に分け、そのトップ10を公開。価格は最も安いグレードで集計しました。お金の使い方は人ぞれぞれ。みなさんの「この金額ならコレ買うな~!」なクルマもぜひ考えてください!
※集計時の本体価格は、2022年7月現在のものです。
第10位 ポルシェ911ターボ(S、カブリオレ含む)
レースシーンでは圧倒的なパフォーマンスと信頼性を示し、街から高速まで抜群の操縦安定性と快適性を披露。時代は変わろうが存在感は揺るぎない。(藤島知子さん)
第9位 フェラーリ・ローマ
スポーツカーならまずはパワースペックやハンドリング、となるが、このクルマはまず、佇んでいるだけで魅了される美しさに目がいく。(佐藤久実さん)
第8位 フェラーリ296GTB(GTS含む)
刺激の強さでは296GTBが群を抜いているけれど、快適性の面でアルトゥーラに一歩及ばない。もっとも、従来のフェラーリに比べれば異次元の快適性。むせび泣くようなV6サウンドにも心を奪われます。(大谷達也さん)
第7位 ランボルギーニ・ウラカン
カリカリに研ぎ澄まされた最高のドライビングプレジャーを味わえるSTOの登場によって、ピュア・スポーツとしてのプレゼンスを一気に高めた。(渡辺敏史さん)
第6位 フェラーリ812(GTSを含む)
フロントに6.5リッターのV型12気筒自然吸気エンジンを搭載するモデル。V12エンジンはランボルギーニと同様にフェラーリの伝統であり、同時に、純ICEのこのエンジンが将来どのように進化を遂げるのかも興味深いところでもある。(山崎元裕さん)
第5位 アストン・マーティンDBSスーパーレッジェーラ
5.2リッター V12ツインターボは725psを発揮する。英国車風レーシング・カーのようなエグゾースト・サウンドで6500回転を超えても気持ち良く吹け上がるのはさすが。でもってデザインはエレガント。パワー、サウンド、デザインの三拍子揃い踏み。(九島辰也さん)
第4位 ベントレー・コンチネンタルGT
3月にV8モデルで三重県の鳥羽まで自動車旅行をした。単に速いだけでなく上質なフィーリングのV8エンジン、素晴らしいインテリア、滑空しているのではないかと思わせるほどの極上の乗り心地が忘れられない。最高のグランドツアラーだ。(荒井寿彦さん)
第3位 マクラーレン720S
エンジンのみは720~765系が最後になるだろう。クーペでもスパイダーでも風の流れと音の侵入が変わるだけ。街乗りからサーキットに行き全開走行を堪能できる高度な走行性能は同様に味わえる。言えばスリックタイヤが必要な性能レベルだが。(桂伸一さん)
第2位 アストン・マーティンDB11
究極の自動車と言えばアストン・マーティンが思い浮かびます。DB11は、20世紀(後半)の古典的なFRスポーツのドライブ・フィールの匂いを残しながら、モダンなFRスポーツへと進化した、FRの基本にして究極のクルマです。(齋藤聡さん)
第1位 ポルシェ911GT3
自然吸気4.0リッターフラットシックスの快感が更に研ぎ澄まされただけでなく、フロントダブルウィッシュボーン式サスペンションを得て、劇的に鋭さを増したフットワークに一瞬でヤラレた。どうしても手に入れたいと真剣に思っている。(島下泰久さん)
(ENGINE2022年9・10月号)
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