これぞ冒険好きの夢！　ダイハツ・アトレー・ベースのボートも備えた「動く探検基地」

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ダイハツは「東京オートサロン2023」で「アトレー・ワイルドレンジャー」を出展した。コンセプトは「動く探検基地」。ハードなアウトドア・ユースを意識したショー・モデルだ。

障害物でもヘッチャラ

ベースは軽商用バンの「アトレー」で、ボディ上部はグリーン、下部は耐チッピング塗装のブラックの2トーン・カラーを採用。前後ライトにはプロテクターを装着しているので、障害物の多い山道へ分け入っても破損の危険を減らすことができる。

ボートをスマートに内蔵

ルーフ上にはボートを搭載しているのも大きな特徴のひとつ。重量は35kgで、サポート用のステーを工夫することでひとりでの積み下ろしを可能にした。また、内蔵したバッテリーにより前部取り付けられたライトを点灯することもできる。このボートは横幅が広く、2名乗船で走る映像ではなかなかの安定感を見せていた。レジャーだけでなく、水害時の避難や救助にも効果を発揮しそう。ルーフトップにボートを積むと走行風の影響が大きくなりがちだが、ハイルーフのように収まることでそれも小さく抑えられそうで、この部分だけでも商品化を望むアウトドア派も多いのではないだろうか。

室内にも色々な工夫が施される

室内は運転席のみのシングル・シーターとすることで空間を最大限に活用。シートの防水カバーは背後がシートバック・ポケットとボート乗船時に使うライフジャケットを兼ねている。サイド・ウインドウ部の内側にはパンチング・ボードが張られ、フックなどを用いた収納にも便利だ。また、左後方には換気扇が取り付けられ、虫の多い野外でも窓を開けずに空気の入れ替えができる。

グリーンのボディに06のシリアルナンバーが量産型を目指す意思表示なのではないかと、某ロボットアニメのファンとしては期待してしまう。