2024.01.23

CARS

スーパーカーの中のスーパーカー! ランボルギーニ・アヴェンタドールLP700-4ロードスターで箱根を走る!【『エンジン』蔵出しシリーズ/ランボルギーニ篇】

ランボルギーニ・アヴェンタドールLP700-4ロードスター

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呼吸が楽になったような気分

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箱根の山道にたどり着くと、さっそく屋根を開けることにした。左右2分割式のカーボン・ファイバー製のルーフ・コンポーネントは、室内のロックを外して持ち上げると、いとも簡単に外れてしまう。それをフロントの荷室内に用意された収納スペースに差し込んで固定すれば、あれよという間にオープン・カーに変身する。素晴らしいのは、オープンになっても、クーペのイメージを崩すことがなく、シザース・ドアもそのまま使われていることだ。よく観察すると取り外し式のルーフからエンジン・フードにかけてのラインは完全に新しくデザインし直されており、これが実に魅力的な造形になっている。99ページの写真をもう一度じっくりとご覧いただきたい。ハイグロス・ブラックに塗られたリア・ピラーの下には開閉可能なリア・ウインドウが備えられ、そこから真っ直ぐに背骨のようなラインがリアに向けて伸びている。「スパイナル・コナル(脊柱)」と呼ばれるこのラインの両側には六角形の大きな穴が設けられ、これまた六角形のガラス越しにV12ユニットを垣間見ることができる。エンジン・フード自体の造形も実に不思議な幾何学デザインになっていて、見ていて飽きることがないくらい美しい、と思った。



しかし、そのデザインもさることながら、このロードスターの最大の魅力は、やはりオープン・エアを感じての走りにある、というのが、箱根の山道をそれこそ飽きることなく走り回った結論である。なによりもまず、こんな小さなルーフを外しただけなのに、室内に圧倒的な開放感が生まれるのだ。思い切り寝そべったフロント・ウインドウを持つアヴェンタドールは、屋根があるとどうしても閉塞感が強いだけに、その落差は大きい。これまで酸素が薄い密室に閉じ込められていたのが、天井がとれて一気に空気が流れ込み、呼吸が楽になったような爽快な気分だ。

そして、左右のウインドウを上げて走っている限りでは風の巻き込みは驚くほど少なく、背後から聞こえるエンジン音とエグゾースト・ノートを満喫しながら、純粋に走りを楽しむことができる。屋根を開けても剛性感が落ちないどころか、これほどボディがしっかりしたクルマはクーペにも見当たらないと思えるほど素晴らしいハンドリングを見せてくれた。見た目と走りとオープン・エアの快感を最高の次元で味わえるこれは、スーパーカーの中のスーパーカーとでも言うべき逸品だと思った。

文=村上 政(ENGINE編集長) 写真=柏田芳敬

■ランボルギーニ・アヴェンタドールLP700-4ロードスター
駆動方式 ミドシップ縦置きエンジン4輪駆動
全長×全幅×全高 4780×2030×1136mm
ホイールベース 2700mm
車両乾燥重量 1625kg
エンジン形式 V型12気筒DOHC48V
排気量 6498cc
ボア×ストローク 95×76.4mm
最高出力 700ps/8250rpm
最大トルク 70.3kgm/5500rpm
トランスミッション シングル・クラッチ式7段自動MT
サスペンション(前) ダブルウィッシュボーン/コイル
サスペンション(後) ダブルウィッシュボーン/コイル
ブレーキ(前後) 通気冷却式カーボン・セラミック・ディスク
タイヤ (前)255/35R19、(後)335/30ZR20
車両本体価格 4793万4720円(税込)

(ENGINE2015年3月号)

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