2023.12.12

CARS

新型メルセデス・ベンツGLCにPHEVのGLC350e 4マチック・スポーツ・エディション・スターを追加 

メルセデス・ベンツが2023年3月に日本市場への導入を開始した新型「GLC」にプラグイン・ハイブリッド(PHEV)、「GLC350e 4マチック・スポーツ・エディション・スター」を追加した。

2.0リッター・ガソリン+モーター

パワートレインは、204ps/320Nmの2.0リッター直4ターボに、136ps/440Nmの電気モーターと31.2kWhのリチウムイオン・バッテリーを組み合わせる。システム総合出力は最高出力313ps、最大トルク550Nmを発生する。EV走行性能は最高速度140km/h、最大航続距離118kmをマークする。



エンジンが始動するポイントを知らせる

アクセル・ペダルに、EV走行時にこれ以上ペダルを踏み込むとエンジンが始動するというポイントをペダルの抵抗を増すことでドライバーに知らせるプレッシャポイント機能を装備。なお、充電は6.0kW、30Aの交流普通充電のほか、CHAdeMO方式の急速充電にも対応する。

エクステリアはフロントまわりにスリーポインテッドスターを散りばめたグリルと開口部が拡大されたアグレッシブな印象のフロント・バンパーを装着。ボディ・サイドはエッジを減らし、前後ライトから伸びたラインとドア下部のラインがアクセントとなる。ウインドウ・ラインはDピラーへ向けて緩やかに上昇。リア・バンパー下部にはダミーのエグゾーストエンドと一体化したクロームのアンダーガード風デザインを備える。空気効力係数(Cd値)は0.29をマークする。



ARナビゲーションを標準装備

インテリアは新デザインの角形送風口を据え付けた上下2段構成のダッシュボードに、本木目のトリムを採用。標準仕様はアンスラサイトライムウッド、AMGレザーエクスクルーシブ・パッケージ仕様にはブラックオープンポアウッドを用いる。センターコンソールとドアアームレストには相似形となるクロームトリムをあしらった。

ドライバーの前には自立型12.3インチ・コックピットディスプレイ、センターには11.9インチのドライバー側に6度傾けたメディアディスプレイを設置。ARナビゲーションは標準装備。ステアリング・ホイールは最新世代で、リムにハンズオフ検知のための静電容量式センサーを備えている。シートは2列配置のみで、乗車定員は5名。荷室容量は通常時が470リッターで、最大時には1530リッターまで拡大できる。



エア・サス+4輪操舵

サスペンションは前4リンク式、後マルチリンク式で可変ダンパーとエア・スプリングを採用。また、最大4.5度の転舵を行う4輪操舵を搭載。約60km/hを境に同位相と逆位相を切り替え、小回りと車両の安定性、ハンドリングの向上を図る。

価格は998万円。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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