2023.12.27

CARS

2024年カー・オブ・ザ・イヤーの最有力候補⁉ 【主筆ライター関が選ぶ、2023年の10大ニュース、第5位】

「ENGINE WEB」では、試乗記やライバル比較、クルマ好きの著名人のクルマ人生を紐解く企画など、数多くのクルマ関連記事を掲載しているが、なかでも主軸となっているのが「自動車ニュース」だ。新型車の紹介を中心に2023年は450本以上に及ぶ話題を取り上げてきた。今回はその中から主筆を務める関 耕一郎氏が10大ニュースを選出。その第5位に選ばれたのは?

新しくなった大人気コンパクトカー

ENGINE WEBで私が2023年に書き起こした約460本の自動車関連ニュースから気になる10本をピックアップする本企画。5位に選んだのは、大人気コンパクトカーのフルモデルチェンジだ。



5代目スズキ・スイフト登場

ジャパン・モビリティショー2023でコンセプト・モデルとして披露されたスズキの新型「スイフト」が2023年11月に正式発表された。歴代モデルとも、日本製コンパクトカー屈指の走行性能と安価な価格設定のバランスが奇跡的な銘柄だ。

外観は歴代モデルのイメージを受け継ぎつつ刷新。ただし、ボディ・サイズは先代より全長が5mm伸びたのみで、5ナンバー・サイズを堅持している。空気抵抗は先代比で約4.6%低減。ボディは高張力鋼板の使用範囲拡大や構造用接着剤の導入により軽さと剛性を両立させることで、安全装備などの充実を図りながらも車両重量の増加を50kg程度に抑えた。



パワートレインを刷新

エンジンは新開発のZ12E型1.2リッター3気筒を採用。CVTも新開発され、国内向けスズキ車としては初めてマイルドハイブリッドにMT車を設定した。ブレーキはスポーティな特性を踏襲しつつ、効きはじめを緩和し街乗りでの扱いやすさを追求。脚まわりはより捻れにくいスタビライザーとストローク量を増したリア・サスペンションにより、操縦安定性と乗り心地をともに高めるなど、より幅広い層に訴求するクルマづくりが行われた。

そしてスイフトといえば、期待されるのがパフォーマンス・モデルのスポーツだ。現時点ではまだ従来型の販売が続いているが、来年中には世代交代する可能性が高い。2024年のCOTY最有力候補が早くも登場した、といっても否定する声は少ないだろう。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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