2024.01.20

CARS

ケンメリGT-Rのレーシングカーを軽自動車で再現⁉ NATSが東京オートサロン2024で見せた注目の1台

毎年、東京オートサロンで来場者の予想を遥かに超えるカスタマイズカーで大きな注目を集める日本自動車大学校(NATS)。今年も学生たちが手塩に掛けて製作したモデルを出展した。

ベースはスズキ・マイティボーイ

その1台がこの「幻のちびメリ」。ツーリングカー・レースで常勝だった2代目スカイラインのGT-R、通称「箱スカGT-R」の後継車として企画されたものの、実戦投入されることなく幻として消えた3代目スカイライン2000GT-R、通称「ケンメリGT-R」のレース仕様車を「スズキ・マイティボーイ」(SS40T)で忠実に再現した。



デイリーユースが可能

NATSのカスタマイズカーの基本となる公道走行可であることはもちろんのこと、デイリーユースでき、しかも楽しく、そして美しいカスタムを提案している。

ドレスアップのツボはケンメリのパーツをマイティボーイのサイズで再現したこと。ホイールはレーシングサービスワタナベのエイトスポークで、サイズはフロントが12×4.5J+45、リアが12×5J+28.5。タイヤは165/55R12のダンロップ・フォーミュラRを履く。その姿はケンメリ・ファンのオジサンも大いに納得できる仕立てとなっている。サスペンションはトラスト製のストリートダンパーを加工して組んでいる。



内装もそれらしく再現

また、横に並べられた補助メーター類やステアリング・ホイール、マイティボーイ用を旧車風に張り替えしたシートなど、内装も細部までこだわることでケンメリの雰囲気に寄せている。ちなみに、ステアリング・ホイールはバンザイレーシングB.R.Eオリジナルコンペハンドル、メーターはトラスト・シリウスメーター、オーディオは世代が異なるが、ちょっと古めのカロッツェリアDEH-5600を装着する。

NATSの作るカスタムカーにはいつも驚かされてきたが、「幻のちびメリ」は、まさかこう来たか! と筆者(58歳)の意表を突く1台であった。



文・写真=木原寛明

(ENGINE WEBオリジナル)

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