2022.02.06

CARS

ヒロミさんプロデュースのカスタム・モデルも登場 ダイハツ・ハイゼットがオートサロンに勢揃い

ダイハツは東京オートサロン2022で、2021年末にバン・タイプをフルモデルチェンジした軽商用車ハイゼットの歴代モデルを一堂に並べた。1960年に初代が登場してから60余年という長い歴史を感じさせる展示となった。

初代はボンネット型だった

初代ハイゼットは1960年にボンネット型トラックとして誕生した。翌年にパネルバンを追加し、1964年登場の2代目からはトラック、バンともにキャブオーバー・タイプに変更。以後、商用のトラックとバンの2本立てで現在まで販売を継続している。

ハイゼット・ライトバン(初代)

乗用ユースのアトレーは6代目でデビュー

1981年には6代目バン・タイプの派生車種としてハイゼット・アトレーを追加。アトレーは4ナンバーながら(のちに5ナンバー・モデルも登場)乗用ユースを意識したモデルで、その後、ハイゼットの名前が取れて独立車種となる。また、バンモデルは1999年登場の9代目からカーゴのサブネームが付加されている。

2021年末には、カーゴとアトレーのバン・タイプをフルモデルチェンジし、11代目に進化させるとともに、10代目のトラック・タイプをマイナーチェンジ。軽商用車初のFR用CVTなど新技術を採用した。同時に積載量やスペースを最大限活用するためにアトレーを4ナンバーの商用登録車に変更。ホンダNバンが商用モデルでありながらレジャーユース需要も伸ばしていることや、軽キャンピングカー人気の高まりといった市場動向を見据えてのことだろう。

アトレー(7代目ベース、アトレーとしては2代目)

カスタム・モデルも提案

会場では、2020年式ハイゼット・トラックのカスタマイズ仕様が展示されたが、これはタレントのヒロミさんが手掛け、自身のYouTubeチャンネルにもたびたび登場させているもの。そのほかにも、ルーフ上にベッド、荷台部分に湯船を設置したアトレー・デッキバンのキャンパー・バージョンを提案。コロナ禍で再燃の兆しをみせるアウトドアブームを踏まえた内容で、62年の歴史を持つ商用車が秘めた新たな可能性を感じさせた。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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