2024.06.08

CARS

「今ドキなクルマより振動も音も大きめですが、ジープはこれじゃないと!」 モータージャーナリストの吉田由美がジープ・ラングラー・アンリミテッド・ルビコン4xeほか5台の注目輸入車に試乗!

モータージャーナリストの吉田由美さんが5台の注目輸入車に試乗

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モータージャーナリストの吉田由美さんがエンジン大試乗会で試乗した5台のガイ車がこれ! アルファ・ロメオ・トナーレ プラグイン・ハイブリッド、BMW i5 M60 xドライブ、BYDドルフィン、ヒョンデ・コナ 、ジープ・ラングラー・アンリミテッド・ルビコン4xeに乗った本音とは?


家庭料理的と考えたら


毎年楽しみにしているエンジン大試乗会。エンジン誌らしく、スーパー・スポーツカー、ラグジュアリー・カーはもちろん、各インポーターのイチ推し最新モデルのラインナップは、ほかのどの輸入車試乗会よりも華やか。ホント、ワクワクする~。

しかもリポートするのは現在最前線で活躍中の36名のモータージャーナリスト。刺激になります!(笑)。毎年、SNSなどでこのイベントの発信をすると、必ず「行ってみたい」とコメントが届くので、EPC会員の皆さんの同乗試乗は、嬉しいプログラムですね。今年のお題は「ガイシャはクルマ好きの元気の源だ!」ですが、私の担当車種はEVやPHEVほか、なかなかシブいラインナップ。どう書こうか涙目になりましたが、中国、韓国、イタリア、米国、ドイツの家庭料理的なクルマのラインナップ、と考えたら俄然楽しい!(笑)というわけで今年は世界の車の味比べ。どんな車も楽しくする輸入車パワーです。




アルファ・ロメオ・トナーレ プラグイン・ハイブリッドQ4ヴェローチェ「よりスマートなお味」

アルファ・ロメオはステランティス・グループの中で、フル電動化ブランドに向けて邁進していますが、その第一弾がトナーレ。今までエンジン車のド真ん中(?)というか、電動化には最も縁遠そうなのに……。というわけで、アルファ・ロメオにとって初となり、外部充電システムを備える市販車として登場したトナーレPHEV(プラグイン・ハイブリッド)。ちなみにQ4ヴェローチェは、上級グレードです。ステルヴィオに比べてひとまわり小さなコンパクト・ラグジュアリーSUV。このクラスは人気車種がひしめく激戦区ですが、アルファ・ロメオといえばやっぱり色気が大事。なんと言っても目を惹くのは「モントリオールグリーン」のボディカラー!これはオプションですがヴィヴィッドでほかにはない個性的な色。左側のリアドアガラスとタコメーターの中に同色の電気ヘビ「エレクトロ・ビショーネ」。アルファ・ロメオのエンブレムの蛇の頭がプラグになっている遊びゴコロ。これだけでも楽しくなります。さらにPHEVでEV走行時間が増えたことで、よりスマートなお味になっています。




BMW i5 M60 xドライブ「スポーツ・ブーストが魅力」

キター! 本日ラストはトータル最高出力601馬力、トータル最大トルク795Nm。BMW i5のトップモデル、i5登場! 日本にはプラグイン・ハイブリッド以外、ガソリン、ディーゼル、BEVが導入。自分では見ることができませんが、BMWのアイコン、キドニーグリルが光り、暗くなってもグリルとヘッドライトが圧倒的な存在感をアピール。M専用のカーボン・リヤ・スポイラーも見た目は控えめながら効果は絶大のよう。残念ながら私はその違いが判りませんでしたが。とはいえ、しなやかな足まわりとレスポンスの良い操縦性、安定した走行性能は、四輪接地技術のインテグレーテッド・アダプティブ・ステアリングやアダプティブ・サスペンションなどのお陰。また、10秒間のスポーツ・ブーストが、i5をキャラ変させ、0-100km/hを3.8秒、最高速230km/hにパワーアップ。スポーツ・ブーストは10からカウントダウン形式で何度でも使用可能ですが、電池の減りは速そうなので、ここぞという時の隠し味に。スポーツ・ブーストというスパイスは、さらにi5を魅力的にします。

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