2024.05.09

CARS

「363万円、補助金をもらえば300万円を切るプライス」 これがBYDドルフィンに試乗したモータージャーナリストの生方聡の本音だ!!

BYDドルフィンに試乗した2人のモータージャーナリストの本音とは?

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「ナチュラルなお味」吉田由美

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「エンジン」誌の読者は、スポーツカー、エンジン車好きが多いイメージですが、電動車への興味も増えているように思います。今年の試乗会では朝イチでEPC会員と同乗で、会員の方は中国車もBYDもドルフィンも初めてとのこと。

まずは車外をぐるりと回りながら一緒に車両チェック。助手席にBYDの資料が置かれていたため後席に座っていただき、電気自動車の話やドルフィン、BYDの話をしつつ、西湘バイパスを駆け抜け、急こう配の箱根ターンパイクへ。ドルフィンは坂道が得意なBEV(電気自動車)なので、ストレス無くぐいぐい上っています。

ドルフィンの車名にもなっているようにイルカの鰭をモチーフにしたインナー・ドア・ハンドルやダッシュボードなどの質感、そして回転するセンター・ディスプレイのアイデアに感心しつつ、静かな車内は前後での会話も快適。奥様の愛車としてBEVを検討中という話を聞き、実際にBEVの世界が広がっていることを実感したり、情報交換の時間として、私にとっても貴重なひととき。

というわけで、ドルフィンは想像以上にナチュラルなお味でした。


ドルフィンはBYDとしてはATTO3に続いて2車種目の日本展開となる。グレードは標準車と「ロングレンジ」の2種類で、どちらも前輪を駆動する。それぞれ44.9/58.576kWhのバッテリーを搭載し、航続距離は400/476kmである。CHAdeMO規格に対応し、90kWの急速充電も可能だ。全長×全幅×全高=4290×1770×1550mm、ホイールベース=2700mm。車重=1520/1680kg、車両価格=363/407万円。

写真=小林俊樹(メイン)/郡大二郎(サブ)

(ENGINE2024年4月号)

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