2024.06.04

CARS

スズキ・ハスラーにジムニー譲りのオフローダー色を強調したワイルドな新グレード「タフワイルド」登場

スズキ・ハスラーが一部改良を受けるとともに、「ハスラー・タフワイルド」が追加された。

2024年4月の軽自動車販売ランキングで第3位

ラダー・フレーム構造を採用する「スズキ・ジムニー」に対して、モノコック・ボディを採用する「スズキ・ハスラー」は、近年の軽SUVモデル人気を牽引してきた。ダイハツ車の販売停止もあって2024年4月の軽自動車販売ランキングでは、売れ筋の軽スーパーハイト・ワゴンである「ホンダN-BOX」、「スズキ・スペーシア」に次ぐ3位となっている。

日常使いからキャンプなどのアウトドアまで気軽に使い倒せるのが大きな魅力で、180mmというやや高めの最低地上高を備えつつ、良好な乗降性も備えている。軽スーパーハイト・ワゴンほどの室内高は不要だが、居住性や積載性も一定以上のレベルが欲しいというニーズに合致している。



LEDヘッドランプを全車に標準装備

一部改良では、LEDヘッドランプが全車に標準装備されたのをはじめ、「ハイブリッドX」、「ハイブリッドXターボ」にナノイーX搭載のフルオートエアコンや360度プレミアムUV & IRカットガラス、シートバック・アッパーポケットなどが用意され、快適装備が充実した。

さらに、コネクテッドサービスの「スズキコネクト」を全車対応にしたほか、ハイブリッドXとハイブリッドXターボの外観に「HUSTLER」のロゴ・エンブレムやメッキ・フォグランプ・ガーニッシュ、メッキ・ドア・ハンドルを採用。インテリアにダークグレーのレザー調&ファブリック・シート表皮やブラックパールのインパネ・カラー・ガーニッシュなどが備わり、クオリティアップが図られている。「ハイブリッドG」、「ハイブリッドGターボ」のインテリア・カラーに、オフブルー内装、カーキベージュ内装を用意。ちなみに、インテリア・カラーはボディ・カラーによって異なる。また、質感向上も見どころだ。



ブラック・グリルにメッキ・バンパ―

また、新設定されたハスラー・タフワイルドは、エクステリアに専用フロント・グリルやメッキ・バンパー・ガーニッシュ、タフワイルド・エンブレムやブラックメタリックの15インチ・アルミホイール、ルーフレールなどが用意され、タフで存在感のあるデザインが目を惹く。

インテリアは、撥水加工が施されたファブリック・シート表皮やドアトリム・クロス、「マットカーキ」を基調とした専用のインテリア・カラーが採用され、よりアクティブなムードを放っている。



タフワイルドにブラック2トーンを採用

ハスラーのボディ・カラーでは、2トーン・カラーの新たな組み合わせとして、バーミリオンオレンジとソフトベージュ、アクティブイエローとガンメタリックの2トーンが加えられた。さらに、モノトーンにソフトベージュメタリックが新設定され、ボディ・カラーは、ソフトベージュ系の2トーンが3パターン、ガンメタリック系の2トーンが3パターン、モノトーンが5色の全11パターンとなった。

新グレードのタフワイルドのボディ・カラーは、専用となるブラック2トーンが採用されたのをはじめ、モノトーンにスチールシルバーメタリックを設定されるなど、ブラック系の2トーンが3パターン、モノトーンが3色の全6パターンを用意する。

価格は、標準モデルのハスラーが151万8000〜188万4300円。ハスラー・タフワイルドが176万〜197万2300円となっている。



文=塚田勝弘

(ENGINE WEBオリジナル)

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