いまやワゴンRを上回る販売台数を記録する売れっ子になったスズキ・ハスラー。この軽SUVに真っ向勝負を挑むダイハツの切り札がタフトだ。乗用車用プラットフォームにSUVのボディを組み合わせるというコンセプトもまったく一緒。まさにがっぷり四つのライバルだ。ダイハツとしてはこの先駆者に一矢報いるだけでなく、打ちのめしたいところだろう。

スタイリングは丸目でちょっと愛嬌のあるハスラーに対して、タフトはクールでよりワイルドな出で立ち。ところが、乗り味は温和で脚も柔らか。ラフロードよりも断然街乗りが似合うタイプだ。0.66ℓ直3はターボと自然吸気が選べるが、思いのほか好印象だったのは自然吸気。パワーの出方が自然で扱いやすく、音もマイルド。タフトのキャラクターには自然吸気が合っている。
もちろんパワー命というならターボがベスト・チョイス。高速道路での長距離移動や、4人フル乗車が多い人にもオススメだ。ターボが本格的に活動を開始する2000回転中盤くらいからの加速は、ほかのターボ・エンジンを積む軽自動車の例に漏れず、軽自動車とは思えぬ鋭い加速をみせる。エグゾースト・ノートもエンジンのやる気を表すかのように勇ましくなるのも、クルマ好きとしては魅力的に感じるはずだ。
文=新井一樹(ENGINE編集部) 写真=小林俊樹
(ENGINE2020年11月号)
無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。
無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。
文=新井一樹(ENGINE編集部) 写真=小林俊樹
advertisement
2025.12.11
CARS
“ビジュくて、メロい”実際に購入してその進化のほどを実感!吉田由美…
2025.12.11
WATCHES
ピンクパンサー、次元大介、そして“E.T.”。この冬は機械式ムーブ…
2025.11.29
CARS
まるで生き物のようなV12エンジンの息吹を全身で味わう!日本上陸し…
PR | 2025.11.27
CARS
カングー乗りの人間国宝、林曉さん 漆工芸とカングーには、いったいど…
2025.12.07
CARS
これが愛犬家たちの愛車の楽しみ方 スポーツカーにSUVにサルーンも…
PR | 2025.11.26
CARS
人生初のテールスライドに大興奮!GRとエンジンがコラボした新・運転…
advertisement
2025.12.03
クルマ好きお父さんの理想形!総合18位に選ばれた誰もが一度は憧れる高性能サルーンとは【2025年買いたいクルマBEST 20】
2025.12.09
その金額を払うに相応しいだけの価値はあるか?山田弘樹(自動車評論家)が1位に選んだのはこのクルマだ
2025.12.11
“ビジュくて、メロい”実際に購入してその進化のほどを実感!吉田由美(自動車評論家)が3位に選ぶクルマとは
2025.12.05
「販売終了になる前にオーダーすることを強く推奨by国沢光宏」総合16位にランクインしたスポーツモデルとは【2025年買いたいクルマBEST 20】
2025.12.03
人生の最後に選ぶ1台はこれだ!エンジン編集部の村上政が1位に選んだ唯一無二の乗り味のクルマとは