2024.08.03

CARS

動くリビング、日産キャラバン・マイルームにカタログ・モデル登場 約20万円安価なグレードも設定

日産は、子会社の日産モータースポーツ&カスタマイズの手によるセレナ、キャラバン、NV200のマルチベッドやキャラバン・トランスポーターなど、車中泊や趣味などのアイテムの積載に特化した仕様を数多く揃えている。「ジャパン・キャンピングカー・ショー」の常連でもあり、2024年の同イベントでは、「キャラバンMYROOM」(マイルーム)、「キャラバン・マルチベッド」を出展し、注目を集めていた。

2024年8月下旬発売

キャラバン・マイルームは、特別仕様車の「ローンチ・エディション」が期間限定で発売され、大きな反響を呼んでいた。そして今回、待望のカタログ・モデルが登場し、2024年8月下旬の発売が発表された。



車内を自在にアレンジ

インテリアにはローンチ・エディション同様に、質感の高い木目パネルがふんだんに使われ、シンプルでミニマルなデザイナーズ・ホテルのような洗練された雰囲気を漂わせている。ベッドとテーブルを組み合わせることで、リビングルームやベッドルーム、ダイニングルームなど、車内を自在にアレンジできる。

2列目の「2 in 1シート」は、使用状況に合わせて容易にアレンジができるだけでなく、乗車移動時には程よい硬さで良好な乗り心地をもたらす。駐車時に着座方向を後方側へと反転させて使用した場合は柔らかなソファのような座り心地が得られる。



車中泊用のベッドは2タイプ

車中泊用のベッドは、標準装備の折りたたみ式に加えて、オプションで跳ね上げ式も選択可能。跳ね上げベッドは、ワンアクションでベッド展開をすることができ、手を放してもしなやかに倒れるため手を挟むことなくベッドに展開できる。折りたたみベッドは2分割式で多彩なアレンジが可能。両ベッドともにヘリンボーン生地が採用され、シンプルながらも高い質感を実現している。

スライドテーブルは、好きな位置で固定したり、取り外したりすることができため、用途に合わせて対応できる。また、電気自動車=バッテリーEV(BEV)の「日産リーフ」で使われていたバッテリーを再利用して開発されたディーラー・オプションの「ポータブルバッテリー from LEAF」を搭載すれば、車内でAC100Vの電化製品が使用できる。



精悍なブラック仕上げ

外観は、ブラック・グリルやブラック・ドア・ハンドル、ブラック・ドアミラー、ブラック・スチールホイールなど、専用パーツにより精悍さを付加。さらに、リア・クォーター・ウインドウとバック・ドアにMYROOM専用ステッカーが販売店オプションで用意されている。

ボディ・カラーには、ベース車のキャラバンで好評だという「ディープフォレスト」が新設定され、「MYROOM」専用色の「サンドベージュ&ホワイト」の2トーンと合わせて計5色が用意されている。



安価なベース・グレードを新設

今回導入されたカタログ・モデルではベースモデルを、ローンチ・エディションの「GRAND プレミアムGX」に加えて、「プレミアムGX」グレードを新たに設定。オート・スライド・ドア(助手席側挟み込み防止機構付)、スライド・ドア・オートクロージャー(助手席側)、バック・ドア・オートクロージャーといった快適装備の一部が標準からオプションに変更されているものの、その分、価格が20万円程度安価になっている。

価格は、折りたたみベッドが551万6500円〜667万9200円。跳ね上げベッドが569万2500円〜685万5200円となっている。なお、エンジンは、2.0リッター直4ガソリンと2.4リッター直4ディーゼル・ターボら選択可能で、駆動方式は2WDと4WDが設定されている。



文=塚田勝弘

(ENGINE WEBオリジナル)

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